20代で起業する人の失敗と成功を分ける4つのポイント

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こんにちは、武藤です。

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20代のうちに、起業・開業を考える人は多いです。ただ、「失敗するのが怖い」「本当に成功できるのか」と不安を感じる人がほとんどです。その気持ちは、とてもよく分かります。

僕は、10代で起業を経験しています。このため、20代の人から起業相談を頻繁に受けます。また、起業している知り合いも多いです。そんな中で、20代の起業で失敗する人と成功する人には、明確な違いがあることが見えてきました。

今回は、20代起業の失敗と成功を分けるポイントを、4つ紹介します。失敗するの行動を避け、成功する人の真似をすれば、あなたが成功できる確率も高まります。

お金がかかる方法で起業するかどうか

1つ目のポイントは、お金のかかる方法で起業するかどうかです。

起業には、お金がかかる方法と、かからない方法があります。前者を選ぶほど、失敗のリスクが高くなります。逆に、後者を選ぶほど成功しやすくなります。

例えば、「起業して自分のお店を持ちたい」と考える20代は多いです。確かに、実現すれば素晴らしいとは思います。しかし、これは典型的な「お金のかかる起業」です。家賃や備品、商品の仕入れや人件費など、かなりの資金が必要となります。初期費用は、少なくとも数百万円にはなるでしょう。

ただし、このような資金を用意できる20代は少ないです。会社員をしている場合も、給料は安くてお金が溜まりにくいです。まだ稼ぎのない学生なら、なおさらのことです。

よって、「お金が貯まったらいつか起業したい」と言いながら、20代を終えてしまうことになります。資金を調達できたとしても、失敗すれば莫大な借金の返済に追われます。

一方で、お金のかからない方法を選択すれば、こうした失敗は起こりません。すぐに起業できますし、借金をする必要もありません。

僕も、起業をしたときはお金のない10代でした。しかし、以下のような工夫をすることで、資金をかけずにビジネスを始めることができました。

・無料や低額のサービスをフル活用する

・場所や備品は「買う」のでなく「借りる」

・集客から販売まで、インターネットをフル活用する

このように、お金のかかる方法を選ぶかどうかが、失敗と成功を分ける要因の1つです。お金のかからない起業については、以下の記事で詳しく解説しています。

資金ゼロで起業!お金がない高校生の僕が起業できた理由

興味のある分野で起業するかどうか

2つ目のポイントは、興味のある分野で起業するかどうかです。

起業して軌道に乗るまでには、かなりの時間がかかります。必死に働いても、無収入の期間が半年は長くと思った方が良いです。

このとき、興味のない分野で起業するほど、心が折れやすくなります。最初は全く儲からないため、「お金」以外のモチベーションがないと、長続きしないのです。

それにもかかわらず、「先輩がこの分野で起業しているから」「手っ取り早く儲かりそうだから」などの理由で、興味のない分野で起業する20代は多いです。これだと、かなりの確率で失敗に終わります。

一方で、自分が興味を持てる分野で起業する20代ほど、成功しやすくなります。すぐに稼げなくても、粘り強く行動を継続できます。このことが、起業を成功に導きます。

僕も、起業の際は「音楽」という、自分の好きな分野を選択しました。寝る時間を削って取り組んでも、最初は全く稼げませんでした。それでも、興味がある分野を選択したからこそ、モチベーションを維持することができました

このように、興味のある分野を選ぶかどうかが、20代起業の成功と失敗を左右します。

起業する分野を選ぶヒントは、以下の記事で詳しく説明しています。

あなたにピッタリの起業分野(ジャンル)を見つける方法

20代という若さをどのように考えるか

3つ目のポイントは、20代という若さをどう考えるかです。

20代の起業相談に乗っていると、「私はまだ若すぎるのでは」と心配する人は多いです。

確かに、20代で起業するのは少数派です。日本政策金融公庫の調査によると、20代から60代までに開業する人の平均年齢は「43歳」です。20代で起業する人は、全体の7%にしか過ぎません。

このことからも、「もっと後になってから起業した方が良いのでは」と考えるのは自然です。

しかし、さまざまな起業家を見ていて、断言できることがあります。それは、20代という年齢は、決して不利には働かないということです。

よく、「社会経験が少ない20代の起業は失敗するのでは」と言う人がいます。ただ、社会経験が少ない20代でも、起業を成功させることは可能です。

例えば僕の場合、社会経験が少ないどころか、就職した経験すら一切ありません。学生時代に起業し、そのままその仕事を続けているからです。それでも、大きなビジネスに成長しています。また、他にも同様の人がたくさんいます。一方で、40代や50代で起業しても、失敗を経験する人もいます。

この理由としては、従業員と起業家に求められる能力に、かなり違いがあることがあります。社会経験が少なくても、起業家として必要な知識を経験を積んでいけば、全く問題ありません。

なお、「20代で起業するのはまだ早いのでは」と言う人は、30代になっても、40代になっても起業しない傾向があります。挑戦をしなければ、成功はあり得ません。

このように、20代という若さをどう考えるかも、失敗と成功を左右する要因の1つです。

成功している起業家から指導を受けるか

4つ目のポイントは、成功している起業家の指導を受けるかどうかです。

失敗する人は、独学で起業を成功させようとします。本を読んだり、ネットで情報を得たりして、あくまで自分なりにビジネスを進めていきます。

これを偉そうに書いている僕も、最初は独学で取り組んでいました。この結果、次のような失敗を経験しています。

・起業から2年間で100万円近い赤字を作ってしまった

・黒字になった3年目も、朝から晩まで忙しく、時給換算で300円程度の収入が限界だった

・1年半かけて200以上のブログ記事を書いたが、成果を出せずゼロから書き直した

その後、ようやく成功している人から教えてもらうことで、起業を軌道に乗せることができました。

僕が経験したように、独学ではとてつもない遠回りをさせられることになります。ほとんどの人は、これに耐えきれず失敗に終わります。

なぜ、独学での成功は難しいのでしょうか。これには、主に2つの理由があります。

勉強した内容を、自分にどう当てはめれば良いか分からない

独学の場合、勉強した内容を、自分にどう当てはめれば良いかが分かりません。よって、学びを成果に繋げることができません。

僕が起業した際も、最初は独学で取り組んでいました。書店のビジネス本コーナーに行き、ひたすら本を読んでいました。また、インターネットで「起業」などと検索し、公開されている情報を読み漁っていました。

ただ、そこに書いてあるのは、あくまで「その人が成功した方法」です。自分とは、時代・環境・業種など、すべてが異なります。このため、「自分の場合はどうすれば良いのか」が分かりませんでした

自分なりに必死に取り組みましたが、最初の2年間で100万円近い赤字を出してしまいました。3年目には黒字に転じたものの、時給に直すと300円程度しか稼げませんでした。

これに懲りて、ようやく成功している起業家から習うことにしました。これにより、「あなたの場合はこうすれば良いですよ」というアドバイスをもらえるようになりました。その後に、ようやく起業を軌道に乗せることができたのです。

このように、独学で勉強を重ねても「自分にどう当てはめれば良いか分からない」という悩みが生じます。よって、学んだことを成功に繋げることが難しいのです。

困ったときに質問や相談をする相手がいない

独学のデメリットに、困ったときに質問や相談をする相手がいないということがあります。

起業では、どうしても壁にぶち当たることがあります。どんなビジネスでも、人間を相手にすることになります。よって、「こうすれば100%成功する」などの方程式は存在しないのです。

自分なりに解決策を考えても、それはかなりの確率で間違っています。また、身近な人に相談しても、正しい答えが返ってくることはありません。よって、すぐに歩みがストップしてしまいます。

しかし、成功している人から教えてもらうことで、これを回避することができます。僕も、独学で1年以上答えが出なかった問題を、一瞬で解決してもらったことが何度もあります

このように、成功している人に質問できる環境に身を置くことで、かなりの失敗を回避できます。

まとめ:20代起業の失敗と成功

今回は、20代で起業をする人の失敗と成功を分けるポイントを、4つ紹介してきました。

1つ目のポイントは、お金がかかる起業をするかどうかです。お金がかからないように工夫すれば、「資金を調達できない」「借金を抱えてしまう」という失敗のリスクをゼロにできます。

2つ目のポイントは、興味のある分野で起業するかどうかです。興味のない分野を選んでしまうと、軌道に乗るまでに挫折してしまい、失敗に終わりやすくなります。

3つ目のポイントは、20代という年齢をどう考えるかです。社会経験が少ないことは、起業の成功へマイナスにはなりません。若さを理由に、挑戦をしないことだけが唯一の失敗です。

4つ目のポイントは、成功している起業家から習うかどうかです。独学では、壁にぶつかった時の解決策が分かりません。遠回りすることになり、耐えられず失敗に終わる人は多いです。

この記事を読んだあなたが、成功する20代の起業家になれますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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