起業が不安だらけで怖い！独立起業する勇気・自信がない人の対処法

こんにちは、武藤です。

独立・起業をするとき、不安や恐怖を感じる人は多いです。この結果、なかなか起業に踏み切れなかったり、ストレスを感じたりしてしまうことがあります。

これは、過去の僕も同じでした。起業する勇気が出ず、なかなか踏み切れませんでした。また、起業後も不安だらけでした。

後になって分かったことなのですが、やり方や考え方次第で、ほとんどの不安を解消することができます。実際には、起業に「勇気」や「自信」など必要ないのです。無駄なストレスを感じず、ビジネスだけに集中することができます。

今回は、独立・起業が怖いと感じる人に向けて、それを解消する思考や行動を紹介していきます。

収入が不安なら、副業から始めれば良い

独立・起業における不安として、「収入がストップするのが怖い」というものがあります。お金がなければ生活できないため、この心配は当然です。

この場合は、副業から始めれば良いです。会社から今までと同じ収入をもらいながら、帰宅後や週末だけビジネスに取り組むのです。

稼ぐ金額が上がるにつれて、「会社を辞めても食べていけるのでは」と思えるようになります。このタイミングで、初めて会社を辞めればいいのです。こうすれば、勇気や自信などは不要になります。

ただ、会社によっては副業が禁止されています。このため、「バレないだろうか不安」という新たな課題が生まれます。これについては、きちんとした対処法があります。

副業がバレてしまう最大の理由に、「住民税」の支払い金額があります。これは、起業家・会社員を問わず、収入に対して一定の割合でかかるものです。会社員の場合は、経理担当者があなたの代わりに計算し、納税してくれています。

しかし、副業で収入が増えると、支払うべき住民税も上がります。すると、経理担当者は、「この人は給料の割に住民税が高いのでは？」と気づきます。これが、副業がバレてしまう原因です。

これを防ぐには、確定申告（税金の申告）の際に、住民税の支払い方法を正しく選択すれば問題ありません。以下のように、支払いの方法を選択する部分があります。

ここで、「給与から天引き」ではなく「自分で納付」を選択します。ちょうど、上の画像で赤く囲った部分です。これにより、自分で納付する形となるため、会社にバレることはありません。

他には、顔と名前を出さずにできるビジネスを選択することも大切。例えば、集客から販売までインターネットで完結するビジネスなら、匿名でも十分に可能です。

このように、まずは副業から始めることで、独立起業への不安を解消することができます。

資金面で不安なら、お金をかけなければいい

独立・起業における不安として、資金の問題があります。例えば、「必要なお金を調達できるかどうか」というものがあります。また、「借金を返済できるか怖い」というストレスもあります。

ただ、資金が要らないタイプの起業をすれば、この不安は完全に解消されます。「起業にはお金がかかる」というのは、単なるイメージに過ぎません。そうではなく、お金がかからない方法も存在するのです。

具体的には、「場所」と「モノ」がいらない起業をすれば良いのです。インターネットを活用することで、これが実現できます。

僕も、このタイプの起業をしています。僕が行なっているビジネスの１つに、音楽スクールの運営があります。

音楽スクールというと、教室まで通ってもらう形式が一般的です。しかし、これだと場所代が発生してしまいます。また、さまざまな機材を揃える必要もあります。

そこで、僕はインターネットを使って、自宅から全国の生徒を教えています。

無料のテレビ電話サービスを使えば、パソコンや携帯電話でお互いを映しながら、レッスンを提供できます。以下の画像は、実際の授業風景になります。

また、自室で撮影した授業動画を、生徒専用の会員サイトに並べています。生徒はパソコンやスマートフォンで、これを再生して学習することもできます。

また、生徒の集客にも、「ブログ」「メルマガ」「YouTube」だけを活用しています。よって、ビジネスに必要な資金としては、次のようになります。

この程度の資金なら、誰でも用意できるはずです。もちろん、借金を抱える必要などありません。これで、資金面の不安を解消することができます。勇気や自信も不要になります。

このように、ネットで完結できる方法で起業することで、資金面の不安を解消することができます。

病気や怪我が不安なら、自動化すればいい

独立・起業における不安の原因に、病気や怪我があります。自分が働けなくなったら、収入がストップするのは怖いですよね。

それなら、自動的に売り上げが発生する仕組みを作ればOKです。そうすれば、働けなくなっても収入の心配はありません。

これは、「インターネット」か「従業員」を活用すれば実現できます。

インターネットを使えば、集客から販売までを自動化できます。例えば、「検索から自動で集客できるようにする」「メルマガ登録者に自動でセールスがかかるようにする」などが可能です。

ネットを使った自動化については、以下の記事で詳しく解説しています。

→ネットビジネスは自動化・仕組み化できる？方法をわかりやすく解説！

また、従業員を雇うことでも、自動で収入が発生する仕組みを作れます。

僕が行っているビジネスの１つに、音楽イベントの企画があります。2009年からスタートし、現在も続いています。

最初は、すべての業務を自分で担当していました。開催のたびに会場へ行き、司会や進行管理を行っていました。病気や怪我をした瞬間に、一気に収入が途絶える状態でした。

しかし、あるときにスタッフを雇いました。自分が行ってきたことをマニュアル化し、すべて教えたのです。現在では、スタッフだけでイベントを運営できるようになりました。この結果、自分が会場に行かなくても、売り上げが発生するようになっています。

このように、インターネットや従業員を活用することで、自分が動かなくても収入を得られる仕組みを作れます。こうなれば、病気や怪我に対する不安を解消できます。

成功できるか不安なら、成功者から習えばいい

独立・起業における不安として、「本当にビジネスが成功するのか」というものがあります。努力や時間をかけても、上手くいく保証はありません。

それならば、すでに成功している人から教えてもらえばOKです。これにより、「自分の取り組みは正しいのか」「まず何から始めれば良いのか」という不安を解消できます。勇気のない状態から、自信を持って取り組めるようになります。

しかし、起業では「指導を受ける」という発想を持てない人が多いです。不安を抱えたまま、自分だけの力で何とかしようとする人が大半です。

これは、過去の僕もそうでした。一人で起業に取り組んだ結果、不要な遠回りをしてしまい、無駄な時間やお金を失ってしまいました。

例えば、お金をかけずに起業する方法が分からず、最初の2年間で100万円近い赤字を作ってしまいました。また、1年半以上かけて完成させたブログに、全くアクセスを集められなかった経験もあります。

こうしたことを防ぎ、不安を解消するためにも、成功している人から教わるべきです。

仲間不在で不安なら、集まりに所属すればいい

独立・起業における不安の原因に、仲間の不在があります。日本において、起業する人は少数派です。周囲に同じような人がいないため、勇気や自信を持てないのです。

この場合、起業家の集まりに所属すると良いです。すると、あなたの周囲は、起業をしている人ばかりになります。仲間を作ることで、怖いという感情を軽減できます。

ただ、仲間を作れば何でも良いわけではありません。取り組んでいるビジネスの仕組みがあまりにも違う場合、共有できる話題が少ないです。例えば、一人でブログビジネスをしている人と、街中でカフェを経営している人では、あまり話が合いません。

そこで、あなたがやりたいビジネスを扱う起業塾・スクールに所属すると良いです。そうすれば、同じようなビジネスに取り組む仲間と出会えます。特に、すでに成功している先輩の姿を見ることで、成功への不安はかなり解消されます。

このように、起業家の集まりに所属することで、不安や怖いという感情を軽減できます。そして、勇気や自信を持てるようになります。

周囲に不安を煽られたときに考えるべきこと

独立・起業における不安の原因に、周囲の人から浴びせられる言葉があります。例えば、「君には無理」「失敗したらどうする」「起業して成功するのは難しい」などと言われてしまうことがあります。これでは、勇気や自信を失ってしまうのは当たり前です。

ただ、このような言葉を浴びせられたら、「この人は起業経験があるのだろうか」と考えてみてください。おそらく、ほとんどないはずです。つまり、彼らは存在もしない恐怖を勝手に想像し、それをもとに話しているだけです。

例えば、恋愛経験の一切ない人が「異性を魅了するには…」などと言っていたら、「この人に語る資格はないだろう」と冷静に考えることができます。しかし、なぜか起業になると、全く経験のない人の言葉を真に受けてしまう人は多いです。

起業で参考になるのは、経験のある人の意見だけです。それ以外の言葉に対しては、全くアテにならないものだと考えてください。

起業が不安・怖いと感じる人の方が成功する

起業は、意外にもネガティブな人の方が成功しやすいです。つまり、「不安」「怖い」などと感じる人の方が、大きな結果を残せる確率が高いです。

起業家というと、勇気と自信に満ち溢れたイメージがあります。常に前向きで、物事をプラスに考えられる印象です。過去の僕も、そう思っていました。よって、「起業を怖いと思っている時点で自分には向いていないのでは」と不安になったこともあります。

しかし、実際にはそのような人ばかりではありません。成功している起業家と話すと、意外にもネガティブ思考な人はたくさんいます。

この理由として、「不安や恐怖を感じるからこそ危険を回避できる」ということがあります。「これは危険なのでは？」と事前に察知し、それを回避することができるのです。

例えば、「起業して収入がストップしたらどうしよう」という不安がある人は、いきなり会社を辞めることがありません。よって、生活に困るリスクをゼロにできます。「借金を抱えてしまったらどうしよう」という恐怖がある人は、資金のかからない起業方法を探そうとします。これにより、返済に追われるリスクを回避できます。

この意味において、不安や恐怖は悪い感情ではありません。むしろ、あなたを守ってくれているのです。

逆に、勇気や自信に満ち溢れた起業家は、失敗してしまうことが多いです。不安や恐怖がないため、「いきなり数千万円の借金をする」「起業して１円も稼げないうちに会社を辞めてしまう」などの行動に走ります。本来は必要のないリスクを、次々に背負ってしまうのです。

このように、起業に対して「不安」「怖い」と感じる人の方が、成功する傾向があります。逆に、勇気と自信に満ち溢れているがゆえに、失敗をしてしまう起業家も多いのです。

まとめ：起業が不安だらけで怖い

今回は、独立・起業が怖いと感じる人に向けて、それを解消する思考や行動を紹介してきました。

まとめると、次の通りとなります。

・収入が止まるのが怖いなら、副業からスタートすると良い

・資金面に不安があるなら、お金のかからない起業をすると良い

・病気や怪我が不安なら、自動的に収入が生まれる仕組みを作れば良い

・成功できるか不安なら、すでに成功している人から教われば良い

・仲間がいなくて不安なら、起業家の集まりに所属すれば良い

また、周囲に不安や恐怖を煽る人がいたら、「この人は起業経験があるのだろうか」と考えてみてください。おそらく、ほとんどの人が無いはずです。こうすれば、彼らの言うことを気にすることはなくなります。

なお、不安や恐怖を感じやすい人の方が、起業で成功しやすい傾向があります。これは、リスクを事前に察知し、それを回避する行動を取れるからです。

この記事を読んだあなたの、ストレスが解消されますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。