こんにちは、武藤です。
ブログを運営していると、批判や中傷のコメントをもらうことがある。
正直、最初はかなり傷つくよね。僕も、ブログを書くのが怖くなってしまうこともあった。
ただ、何とか乗り越えて今日までブログを続けて来ることができた。
この記事では、批判や中傷コメントへの対処法を話してみたいと思う。ぜひ、参考にしていただけたら嬉しい。
記事の内容を動画でも話しました。中央の再生ボタンを押してご覧ください。
もくじ
批判コメントは2秒で削除すべき3つの理由
批判コメントへの対応で重要なのは、すぐにそれを削除すること。
そのままにしておくと、それを目にするたびに落ち込むことになる。そうすると、日常やブログの更新に支障が出てくる。
だからこそ、まずはコメント自体を消してしまおう。すると、数日後には批判コメントがあったことすら忘れてしまう。これは本当だ。
また、批判コメントを放置すると、それに便乗してさらに他の読者が批判を浴びせてくることがある。コメントの削除は、これを防ぐことにも繋がる。
さらに、批判コメントを放置すると、あなたのことを好きな読者の気分も害してしまう。
例えば、大好きなミュージシャンのライブを見に来たとする。近くの観客が、ミュージシャンに対してヤジを浴びせていたらどうだろうか。
おそらく、ライブを楽しめなくなってしまうだろう。
これと同じで、批判コメントはあなただけではなく他の読者をも嫌な気持ちにさせてしまう。なので、早急に削除するようにしよう。
この作業は、機械的に行うべきだ。「このコメントは削除しない方がいいんじゃないかな」などと考えないこと。僕のオススメは、2秒以内に判断すること。
批判に対する返信や反論は必要ない
批判コメントに対して、必ず返信をしなければいけないと考える人は多い。あるいは、反論しようとするブロガーも多い。
だが、僕は基本的に返信も反論もしない。
なぜなら、ものすごく時間を取られるわりに、得られるものはほとんどないから。
とはいえ、以前の僕も、批判や中傷めいたコメントに対しても、
などと、まじめに返信をしていた。
毎日30分ぐらい使って、「どうしたら納得してもらえるだろうか」などと必死に考えて返信をしていた。
そして、相手がどんな反応をしてくるかと思うと、夜も眠れないことがあった。
だが、これが不毛な作業であることに気づいた。
なぜなら、批判を浴びせてくれるような人は、何を言っても納得してくれないから。そして、こちらの揚げ足を取ろうとする。
そのうち、僕は次のように考えるようになった。
「こんなことに時間を取られて、何になるのか?」
「こんな時間があったら、新しい記事を書いた方がいいんじゃないか?」
そう考えた結果、今では返信も反論もしなくなった。
返信や反論をしようとすると、大きく時間を奪われることになる。しかし、そのわりに得られるものはほとんどない。
であれば、そのような時間は使うべきではない。そんな時間があったら、他のことをした方が人生は有意義なものになる。
批判が来るのは面白いブログを書いている証拠
僕は、2013年にブログを本格的に始めた。そこから、アクセスを集めている人気のブログを研究した。
そこで、人気のブログに共通する特徴に気づいた。それは、自分の意見をはっきりと言うことである。
例えば、AとBという相反する2つの考え方があるとする。
このとき、「自分はAだと思う」「自分はBだと思う」と、自分の考え方を明確に表明するブログが人気を集める。
逆に、「AもBもどちらもすばらしいと思います」などと、当たり障りのないことを言うブログは読まれない。なぜなら、面白くないからだ。
そして、このように意見をハッキリと言うブログほど、批判を集めやすくなる。「そうじゃないだろ」と反論したくなる人が多いからだ。
批判コメントが来た時点で、あなたのブログは当たり障りのないものではない証拠だ。つまり、これから人気ブログになる可能性が高い。
この点については、大きな自信を持つべきだ。
批判や中傷をする人をもっと軽蔑すべき
批判や中傷コメントを、真剣に受け止めてしまう人は多い。だが、僕はもっと相手を心の底から軽蔑するべきだと思う。
批判や中傷を行う理由は、さまざまなものが存在する。
だが、時間を使って他人を罵倒したところで、自分の人生は1mmたりとも良くならない。相手や周囲の気持ちを害するだけだ。
そんなことをする暇があるなら、もっと他のことに時間を使うべきだ。
「ネットは顔が見えないから、何を言ってもいい」という文化がある。だが、僕はそんなの大嫌いだ。
僕のある生徒さんには、2歳のお子さんがいる。生まれた時から、インターネットが当たり前に存在する世代だ。
そのお子さんは、iPadを使って1人でYouTubeを見ることができるそうだ。しかも、文字が読めないにも関わらず、指を使って「広告をスキップ」することもできるらしい。
僕たちは、こういう時代に生きている。もはや、インターネットと現実世界は地続きだ。
そして、ブログに限らず、インターネットの向こうには顔が見えなくても1人の人間が存在する。
それを考えたら、現実世界でやってはいけないことは、ネットでもやってはいけない。
現実世界なら、知らない人にいきなり批判を浴びせるだろうか?
道ですれ違った人に、いきなり罵声を浴びせるだろうか?
そんなことはしないはずだ。なのに、これがブログになった瞬間、それをやっても良いと勘違いをする人がいる。
現実世界なら、まだ顔が見える。でも、ネットは顔が見えない。
批判や中傷をしているのが、誰なのかすら分からない。それを良いことに、安全な物陰から石を投げるなんて、卑怯な人間のやることだ。
少なくとも、僕はこんな人間を心から軽蔑する。
あなたは、そんな人にブログを読んでもらう必要はない。他に読んでくれる人がたくさんいるから大丈夫だ。
そして、あなたはそんな人に対して貴重な時間を1秒たりとも使うべきではない。
こんなレベルの低い人からの批判を気にして、記事を書けなくなってしまったら、あなたのブログを楽しみにしている人たちを裏切ることになる。
限りある時間は、あなたのブログを応援してくれる読者のために使おう。
これからブログを始める人は恐れる必要はない
これからブログを始める人にも、批判コメントを恐れる人は多い。
その気持ちは、とてもよく分かる。僕も、ブログを始めたばかりの頃は「こんなこと書いたら批判されるんじゃないか」と心配で仕方なかった。
だが、後で分かったことがある。それは、始めたばかりのブログは誰も読んでいないから心配ない、ということ。
始めたばかりのブログには、アクセスが集まらない。誰が書いても、最初の3か月間はほとんどアクセスがないものだ。
そもそも、最初はあなたのブログを知っている人がいない。そして、インターネットの仕組み上、検索にも引っかからない。
当たり前だが、読まれていないのに批判や中傷を受けることはない。
あなたのもとに批判コメントが来るようになるのは、ある程度読者が増えてからだ。
だが、あなたに考えて欲しいことがある。それは、その頃にはファンもかなりいる状態になるということだ。
僕が初めて批判をもらったのは、ブログを始めて半年から1年ほど経過した頃だと記憶している。
確かに、最初はショックだった。だが、不思議と嫌な感じはしなかった。
なぜなら、その頃には僕のブログを好きと言ってくれる読者がたくさんいたからだ。
批判や中傷をされても、自分には味方もいると思えばそこまで辛くはない。1の批判が来る頃には、10のファンがついている。
「共通の敵」として批判コメントを利用する
批判や中傷コメントは、読者との関係性を深めるために利用することもできる。
なぜなら、あなたと読者の間に「共通の敵」が生まれるからだ。
共通の敵を持つと、人間同士の結束は深まる。
例えば、スポーツの世界を考えてみたい。普段、国内のチームは敵同士である。
だが、そんな彼らが仲間として手を取り合う時がある。それが、オリンピックなどの国際試合だ。
国際試合では、外国のチームという「共通の敵」が登場する。これにより、敵同士だったチームの選手たちが「日本代表」として結束する。
ブログでも、これと同じことができる。
例えば、「こんな心無い批判コメントがありました」という投稿を行う。
すると、あなたのファンである読者は「◯◯さんに対してそんな批判コメントをするのはひどい」と感じる。そして、より強くあなたを応援しようとする。
場合によっては、「いつも楽しく読んでますのでくじけず頑張ってください」などの応援コメントをたくさんもらうことができる。
そして、読者との結束がより深まる。
批判や中傷コメントは嫌なものだが、このように逆に利用してやることもできる。ぜひ、試してみてほしい。
内容に関する指摘は真摯に受け止める
好意的ではないコメントを、すべて批判や中傷と考える人がいる。だが、中にはそうでもないものもある。
特に、ブログに掲載してしまっていた誤った情報や、誤字・脱字を指摘してくれるコメントに対しては、感謝をしなければならない。
例えば、僕が以前ブログに掲載していた数式の計算が間違っていたことがあった。そして、それを指摘するコメントをいただいたことがあった。
その時は、きちんと感謝のメッセージを返信させてもらった。そのコメントを頂いたからこそ、記事の内容を修正して、ブログの質を高めることができたからだ。
ブログの内容を指摘をされると、「何を偉そうに・・・」と感じる人も多い。
だが、自分では気づかなかった間違いに気づかせてくれる人は、貴重な存在だ。だからこそ、そのような人を無下に扱ってはいけない。
コメント欄を設けないのも一つの手段
どうしても批判コメントが気になるのならば、「コメント欄そのものを設けない」という選択をするのがオススメ。
ほとんどのブログサービスでは、コメントを受け付けるかどうかを選ぶことができる。なので、そこで設定を行おう。
僕のブログも、コメント欄を設けていない。批判が気になるからではなく、お返事をする時間がないので、それなら最初から消してしまおうと考えた。
「ブログはコメントを返すもの」と考える人は多い。そして、そうしなければ人気ブログにはならないと考える人も多い。
だが、必ずしもそうではない。コメント欄でのやり取りは、あくまで読者に喜んでもらう一手段に過ぎない。
記事の内容が良ければ、コメントに返信をしなくても読者を増やすことができる。そして、お金を稼ぐこともできる。少なくとも、僕はそうだった。
コメント欄を設けないことには、デメリットも存在する。それは、好意的なコメントももらえなくなってしまうことだ。
記事を褒めてもらえるとやる気が出てくるが、そういう機会もなくなってしまう。
この点も考慮した上で、コメント欄自体を削除するかどうか決めよう。
全員から好かれることを諦める
僕が、以前通っていたスポーツジムの話だ。壁に、利用者の意見を聞くアンケート用紙が貼ってあった。
ある利用者は、このスポーツジムについて
という意見を書いていた。しかし、その横を見ると、
という意見を書いている人がいた。
これを見たとき、
「人の感じ方や価値観はそれぞれだから、全員から好かれるなんて不可能なんだ」
と思った。
BGMの音量を小さくすれば、もっと大きくしてほしいと感じる人がいる。逆に大きくすれば、もっと小さくしてほしいと感じる人がいる。
「好きな芸能人ランキング」の上位に入る人は、「嫌いな芸能人ランキング」にも必ず入っている。
ブログも、これと同じだ。ファンはたくさんいるけど、批判は全くされないブログなんて存在しないのだ。
世の中には「ファンも多いけど批判も多いブログ」か、「ファンも批判も少ないブログ」のどちらかしか存在しない。
あなたは、どちらになりたいだろうか?
あなたが読者を増やしたい、あるいはお金を稼ぎたいとする。であれば、「ファンも多いけど批判も多いブログ」を目指すしかない。
批判コメントを恐れて、当たり障りのない内容になってしまったら、「ファンも批判も少ないブログ」になってしまう。
この結果、誰からも読まれない。そして、1円も稼ぐことができない。これこそ、批判コメントをもらうこと以上に、最も恐れるべき事態だ。
ブログの批判や中傷への対処法:まとめ
ここまで、ブログへの批判や中傷コメントへの対処法を話してきた。まとめると、次の通り。
・批判コメントを受けたらすぐに削除する
・批判に対して、返信や反論をするのは時間の無駄
・批判コメントが来るのはブログが面白い証拠
・批判や中傷を浴びせてくる人間をもっと軽蔑すべき
・始めたばかりのブログは、批判や中傷を受ける心配はほとんどない
・批判や中傷を「共通の敵」として利用して、読者との絆を深める
・誤字、脱字、誤情報への指摘はしっかりと受け止めるべき
・コメント欄自体を設けないのも一つの手
・全員から好かれるブロガーになることを諦める
ブログを書く限り、批判や中傷を受けることは避けられない。この記事の内容を活かして、うまく対処していってほしい。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。