こんにちは、武藤です。
起業をするとき、多くの人が迷うのが分野(ジャンル)です。僕が起業したときも、分野(ジャンル)には迷いました。
この記事では、あなたにぴったりの起業分野(ジャンル)を見つける条件を紹介しますね。
もちろん、この記事で挙げている全てに当てはまる分野(ジャンル)を見つけることは難しいです。しかし、1つでも多く当てはまる分野(ジャンル)で起業するほど、成功する確率は高くなります。
記事の内容を動画でも話しました。中央の再生ボタンを押してご覧ください。
もくじ
興味や情熱を持てる分野(ジャンル)
起業するなら、あなたが興味を持てる分野(ジャンル)がオススメです。
結果が出なくても情熱は消えない
起業は、決して甘いものではありません。最低でも1年は、ほとんど利益が上がりません。それでも、必死に労働する日々が続きます。
ほとんどの人は、モチベーションが続きません。そして、挫折を経験することになります。このとき、頼りになるのが、その分野(ジャンル)に対する興味や情熱です。
僕は、17歳の時に起業しました。最初は、ライブハウスで音楽イベントを企画する仕事をしました。
正直に言うと、起業してから2年間は赤字でした。毎日必死に働きましたが、それでも結果は変わりませんでした。
また、相手と突然連絡が取れなくなったり、思わぬクレームが入ったりという、予想外のトラブルも多くありました。しかし、当時の僕は音楽が好きだったので、情熱が消えることはありませんでした。
ここで、もし僕が興味のない分野(ジャンル)に取り組んでいたらどうでしょうか。おそらく、もっと早く心が折れていたでしょう。
起業では、結果が出ない時期や、トラブルは必ずあります。しかし、興味や情熱を持てる分野(ジャンル)を選択することで、負けずに努力を続けることができます。
お客さんの気持ちを理解しやすい
興味がある分野(ジャンル)で起業する場合、お客さんの気持ちを理解しやすいです。
例えば、僕が「女性に化粧品を売るビジネス」で起業をしたとします。しかし、僕は男性ですし、化粧をしたこともないので、商品を買う人の気持ちが1つも理解できません。
このように、自分の全く興味のない分野(ジャンル)で起業してしまうと、お客さんの気持ちが全く理解できません。
お客さんの気持ちが分からないと、商品が売れません。よって、起業は成功しません。
僕は、音楽イベントの企画で起業しました。僕は中学校から音楽をやっていたので、ライブハウスで演奏したことがありました。また、音楽仲間のライブを見に行ったこともありました。
なので、音楽イベントに出演する人の気持ちや、お客さんとして来る人の気持ちがよく分かりました。
「もっとこうしたら良いのに」と思っていたことを、自分のイベントに取り入れていきました。そして、好評を博しました。
興味がある分野(ジャンル)で起業することで、お客さんになる人の気持ちを理解しやすくなります。
そして、起業が成功しやすくなります。
他人から相談される分野(ジャンル)
ビジネスの基本は、お客さんが持っていないものを提供することです。
誰でも、他人より少しでも得意なことや、優れた部分を持っています。これは、「強み(つよみ)」と呼ばれるものです。
あなたに強みがある分野(ジャンル)で起業をすれば、多くの人を助けることができます。
自分の強みに気づかない理由
ただ、ほとんどの人は自分の強みに気づきません。なぜなら、自分ができることは、自分にとって当たり前だからです。
例えば、英語が話せる人は、英語が話せて当たり前です。異性からモテる人は、モテることが当たり前です。
だから、自分の強みにはなかなか気づくことができません。
それでは、どうすれば自分の強みを把握できるのでしょうか。
自分の強みを知る方法
自分の強みを知るには、「知り合いから相談されることは何か?」を考えることです。
もしあなたが、何かに悩んだとします。このとき、身近に詳しい人がいれば、その人に相談しますよね。
例えば、僕が新しいパソコンを買ったときは、パソコンに詳しい知人に相談しました。
ギターを始めたときも、すでにギターが弾ける友達に話を聞きました。
ということは、あなたが知人から相談される分野(ジャンル)こそ、あなたの強みである可能性が高いです。
例えば、あなたがよく恋愛相談をされるとします。ということは、あなたは「モテる人」として認識されている可能性が高いです。
この場合、恋愛系の分野(ジャンル)で起業すると良いかもしれません。
あるいは、「新しいパソコンを買いたいんだけど一緒に選んでくれないか」と頼まれるとします。
この場合、あなたはパソコンに詳しい人だと思われています。
もしかしたら、パソコン関連の分野(ジャンル)で起業すると良いかもしれません。
このように、「他人から相談される分野(ジャンル)は何か」を考えてみてください。
それこそ、あなたが持つ強みです。その分野(ジャンル)で起業すれば、たくさんの人に喜ばれます。
あなたが過去に悩んだ分野(ジャンル)
ビジネスの基本は、お客さんの悩みを解決してあげることです。
例えば、英会話の先生は「英語が話せない」という悩みを解決しています。エステティシャンは、「痩せたい」「綺麗になりたい」という悩みを解決しています。
起業する分野(ジャンル)を選ぶときは、あなたが過去に抱えた悩みを思い出してみてください。
世の中には、過去のあなたと同じ悩みを抱えている人がたくさんいます。その人たちの悩みを解決してあげれば、立派なビジネスになります。
例えば、僕が音楽をやっていた頃、「どうやってライブにお客さんを集めれば良いのか分からない」という悩みを抱えていました。そこで、今ではミュージシャンに集客を教える仕事もしています。
あるいは、夫婦関係に悩んで離婚を経験し、同じ悩みを抱える人を助ける仕事をしている人もいます。
これも、「過去の自分が抱えた悩みを解決するビジネス」です。
ライバルがたくさんいる分野(ジャンル)
起業をするとき、ライバルが少ない分野(ジャンル)を選ぼうとする人は多いです。
確かに、ライバルが少ない方が目立ちやすいです。このため、起業も成功しやすくなるように思えます。
しかし、ライバルがいない分野(ジャンル)で起業すると、失敗に終わる可能性が高いです。
ライバルがいない本当の理由を考える
あなたが起業する前から、すでに起業をしている人はたくさんいます。
それなのに、誰もその分野(ジャンル)でビジネスをしていないのは、そこに需要がなく、儲からない証拠である可能性が高いです。
いくらライバルが少なくても、その分野(ジャンル)自体に需要がなければ、商品は1つも売れません。よって、起業は成功しません。
むしろ、ライバルがたくさんいる分野(ジャンル)で起業すべきです。
ライバルが多いということは、その分野(ジャンル)でお金が動いている証拠だからです。
切り口でライバルと差をつける
ただ、ライバルが多い分野(ジャンル)は競争も激しいです。
そこで、ライバルと商品やサービスの切り口を変えることを考えてください。
例えば、僕はイベントの他に、音楽のスクールも運営しています。
音楽のスクールというと、歌や楽器の技術を教えるものがほとんどです。音大や専門学校、音楽教室がライバルとなります。
つまり、ライバルの多い分野(ジャンル)を選んではいます。
しかし、僕は歌や楽器を1秒も教えていません。「ファンの増やし方」や「チケットの売り上げを上げる方法」などを指導しています。
すなわち、商品やサービスの切り口は、ライバルと違うものにしています。
このようなことを教えている人は、僕以外にほとんどいません。よって、多くのお客さんを集めることができます。
このように、ライバルが多い分野(ジャンル)で起業しつつ、商品やサービスの切り口で差をつけることで、大量のお客さんを集めることができます。
ライバルと差をつける方法については、以下の記事を読んでみてください。
本屋の売り場面積が大きい分野(ジャンル)
起業の分野(ジャンル)を選ぶ際は、そこに需要があるかどうかを見極めることが大切です。
これを見極めるためには、大きな書店に行くことです。
そして、その分野(ジャンル)を扱っている売り場の大きさを見てください。
例えば、あなたがギターを教えるビジネスをするとします。この場合は、ギター関連の本が置かれている面積の大きさを見てください。
本屋では、スペースが限られています。売れない分野(ジャンル)の本を大量に置く本屋はありません。
売れるからこそ、その分野(ジャンル)のコーナーが大きく設置されているのです。
つまり、売り場の面積が大きいということは、「実際にその分野(ジャンル)でお金が動いている」という証拠でもあります。
ぜひ、参考にしてみてください。
起業分野(ジャンル)の選び方:まとめ
ここまで、あなたにピッタリの起業分野(ジャンル)の選び方を解説してきました。
まとめると、次の通りとなります。
・興味があり、情熱を持てる分野(ジャンル)
・誰かから相談される分野(ジャンル)
・過去に悩みを抱えたことがある分野(ジャンル)
・ライバルがたくさんいる分野(ジャンル)
・書店の売り場面積が大きい分野(ジャンル)
これらすべての条件に当てはまる分野(ジャンル)を見つけるのは難しいです。
ただ、1つでも多くに当てはまる分野(ジャンル)に挑戦すると、起業が成功しやすくなります。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
あなたの起業を応援しています!