起業の勉強方法における5つのポイントを実体験で語る

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こんにちは、武藤です。

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起業に関する勉強をしている人は多いです。

勉強熱心なのは、とてもすばらしいことです。でも、勉強の方法を間違えている人をよく見ます。

そこでこの記事では、正しい起業の勉強方法について解説します。

記事の内容を動画でも話しました。中央の再生ボタンを押してご覧ください。

勉強する相手は1人に絞る

起業に関する勉強をしている人に多いのは、

「色々な人の本やブログを読んだり、セミナーに行ったりして勉強しています」

というパターンです。

一見、勉強熱心でとても良いことに思えますよね。

僕も、このパターンでした。「自分は勉強熱心だ!」と、誇りに思っていました。

情報源が多すぎると迷いが生じる

でも、これって上手くいきにくいんです。なぜなら、情報が多いほど混乱しやすいからです。

「一体、何から始めれば良いのだろう・・・」

「あの人はああ言ってるのに、この人はこう言っている・・・」

このような状況になると、行動に迷いが生じます。結果として、その不安から行動が止まってしまう人が多いのです。

起業して経験を積めば、自分に合った情報を取捨選択することが可能になります。

しかし、起業する前や直後では、そのような能力はありません。

「色々な人から勉強することは良いことだ」という考え方を捨ててください。

むしろ、それが不安や混乱を招いてしまうことを自覚してください。

他の情報源は遮断する

サイトでもいいですし、本でも良いですし、セミナーでも起業塾でも良いのですが、

「この人から起業を勉強する!」

と決めたら、徹底的にその人だけから勉強すべきです。

「絶対に他の情報は入れない!」くらいの気持ちでやった方が、迷いがなくなって着実に前へ進めますよ。

日常生活で「なぜ?」の視点を持つ

起業の勉強ができる場所は、ネットや本、セミナーだけではありません。

あなたの日常生活こそ、勉強のための最高な舞台です。

例えば、通勤や通学の電車の中には、無数の広告が掲載されていますよね。

その中で、目に留まった広告があったとします。このとき、次のように考えてみてください。

「なぜ、自分はこの広告に興味を持ったのだろう?」

キャッチフレーズや写真、色など、あなたが興味を持ったからには、何らかの理由があるはずです。

あるいは、レストランに入ってメニューを見るときも同じです。次のような視点を持ってみてください。

「なぜ、このパスタがオススメなんだろう?」

「なぜ、デザートの中でこのアイスの写真が1番大きいんだろう?」

「1日限定5食と言っているけど、本当に限定5食なんだろうか?」

すべてのものには理由があります。

ほとんどの人は、深く考えずボーッと生きています。しかし、「なぜ?」の視点を常に持つことで、あらゆる日常が勉強の場に変わります。

自分自身がお客さんになる

起業の勉強をするには、お客さんになることが勉強になります。

つまり、自分で商品を購入してみるということです。

例えば、僕が起業して最初にしたのは、音楽イベントの企画でした。

このとき、ライバルとなりうるイベントはほとんど見に行きました。もちろん、自分でお金を出してチケットを購入して、です。

最近では、起業指導の仕事もしています。

これについても、数十万を払って起業塾やスクールに生徒として入塾しています。

そして、「世の起業塾ではどのような指導をしているのか?」「これから起業したい人たちはどんな気持ちなのか?」を、お客さん目線で探っています。

「お客さんの気持ちを理解するための本」を読むよりも、あなたがお客さんになってみてください。

その方が、遥かにお客さんの心理を理解することができます。

資格の勉強に走らない

起業をするとき、資格の取得に走る人は多いです。

例えば、「英語を教えるビジネスがしたい」と考えたとします。このとき、英検やTOEICの勉強を始める人は多いです。

しかし、これはやめた方がいいです。なぜなら、膨大な時間とお金がかかるのに、得られるものは少ないからです。

苦労して資格を取得しても、それがもとでお客さんが集まるということはありません。

僕も、難関と言われる資格を持っているのに、起業が上手く行っていない人を腐るほど見てきました。

これは、あなたがお客さんの立場になって考えれば分かります。

その人が資格を持っているからといって、無条件に仕事を頼みたいと思いますか?

思わないですよね。

資格というのは、「無いよりはある方が良い」という程度のものです。

しかし、日本人は資格が大好きです。僕も、親戚から「資格を取りなさい」と言われて育ちました。

ただ、実際のところ、資格を取って起業しても儲かりません。

本当に儲かるのは、高額な受験料を取って資格を発行している団体と、資格の勉強を教えて稼いでいる人たちだけです。

資格を取る暇があったら、集客やマーケティング、セールスの勉強をした方が、圧倒的に起業が成功しやすくなります。

行動しながら勉強する

起業の勉強は大切ですが、勉強にばかり傾いてもいけません。

そうではなく、「行動しながら勉強する」ことを考えてください。

起業勉強中の人に1年後に会うと・・・

例えば、「起業に向けて勉強中です」という人がいます。

こういう人と1年後に会うと、いまだに「起業に向けて勉強中です」と言います。

2年後に会っても、3年後に会っても、いまだに勉強を続けています。

これでは、起業をすることさえしないまま、人生が終わってしまいます。

子どもの方が上達が速い理由

勉強やスポーツなど、あらゆる分野において「子どもの方が上達が速い」って言われますよね。

その理由は簡単です。子どもはとりあえずやってみるからです。

サッカーなら、とりあえずボールを蹴ります。蹴り方もめちゃくちゃだし、しっかり前に蹴ることすらできません。

ピアノの前に座ったら、とりあえず弾き始めます。楽譜も読めないし、指使いもめちゃくちゃな状態でも、弾き始めます。

しかし、大人になればなるほど、勉強ばかりに時間を使うようになります。

そして、なかなか行動を開始しません。

ここに、成長が遅い原因が隠れています。何よりも、実際に行動することによって得られるものが1番大きいです。

勉強と行動に使う時間は、「2:8」くらいを意識してください。

雑でも良いので、とりあえず動く人の方が、起業で成功しやすいです。

起業の勉強方法におけるポイント:まとめ

ここまで、起業の勉強方法におけるポイントを解説してきました。まとめると、次の通りとなります。

・起業を勉強する相手は1人に絞る

・日常生活で「なぜ?」の視点を持つ

・自分がお客さんとして商品を購入する

・資格の勉強には走らない

・「勉強:行動」=「2:8」を意識する

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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