起業アイデア・ネタの考え方と見つけ方!ほぼ0円で起業したい人向け

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こんにちは、武藤です。

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起業したいとき、必要になるのがアイデア(=ネタ)です。ただ、すぐに思いつく人は少なく、何をしたら良いのか迷う人が大半です。

これは、僕が起業をしたときも同じでした。アイデアが見つからず、「自分には起業なんて無理なのでは」と何度も思いました。

しかし実際には、正しい知識や考え方を持てば、誰でも起業アイデアを見つけることができます。また、限りなく0円に近い資金で起業することも可能です。

今回は、起業アイデアの考え方や見つけ方を、悪い例も含めて解説していきます。

起業アイデアやネタの考え方のNGパターン

起業したいとき、アイデア(ネタ)の考え方を間違ってしまう人は多いです。お恥ずかしながら、過去の僕も全く同じでした。

そこで、起業アイデアの考え方におけるNGパターンを、最初に紹介しておきます。

斬新な起業アイデアを考えようとする

起業したいとき、斬新なアイデアを考えようとする人は多いです。今までに誰も思いつかなかったような仕組みを、ゼロから生み出そうとするのです。

しかし、これは上手くいきません。そもそも、ビジネスは何千年も前から存在します。あなたよりも早くから、起業をしてきた人たちはたくさんいます。よって、起業アイデアは、ほとんど発見され尽くしていると言えます。

もちろん、新たなアイデアが生まれる可能性がゼロとは言えません。ただ、今から全く新しいアイデアを考えられるのは、ごく一部の天才に限られます

僕を含め、多くの人は天才ではありません。もし「斬新な起業アイデアを思いついた」と思っても、それは誰からも支持されないものである可能性が高いです。

詳しくは記事の後半で書きますが、起業に斬新なアイデアは一切不要です。誰かとほぼ同じものでも、成功できる可能性は十分にあります。

こうした理由から、斬新なアイデアを見つけようとすることは、誤った考え方であると言えます。

流行しているものをネタにしようとする

起業したいとき、最近の流行からアイデアを探す人は多いです。「いま流行しているもの」をネタにすれば、成功できるのではないかという考え方です。

例えば、「YouTuber(ユーチューバー)」という言葉が流行したとき、「自分もYouTuberになれば稼げるのでは」と考えた人は多いです。あるいは、「タピオカミルクティー」が流行したとき、同じものを販売しようとした人は大勢います。

しかし、これは全くオススメできません。なぜなら、「最近流行してきたもの」は、すぐに下火になる可能性が高いからです。それとともに、あなたのビジネスも終焉を迎えることになります。

起業家の人生は、少なくとも数十年は続きます。ブームに乗って一時的に稼いでも、長続きしなければ意味がありません。

そこで、「最近の流行」をネタにするのは避けた方が無難です。起業アイデアを考える際は、「数十年前から存在する分野」かつ、「数十年後も存在するであろう分野」を選ぶと良いです。

僕が起業家を指導する際も、この点を徹底させています。例えば、ある生徒は「英語」という分野で起業をしています。英語学習に対する需要は、数十年前から変わらず存在し続けています。そして、これからも消えることは考えにくいです。

他の生徒は、恋愛相談を受けるサービスで起業しています。恋愛も、人類が誕生してからずっと存在し、今後も消えることは考えにくい分野です。

最近流行しているものから、起業ネタを考えるのは危険です。昔から存在し、今後も存在し続けるであろう分野を選ぶことが、長期的な成功に繋がります。

楽して稼げそうなアイデアを探す

起業したいとき、楽して稼げそうなアイデアを探す人は多いです。

しかし、これはオススメできません。なぜなら、楽して稼げるアイデアなど存在しないからです。

もちろん、「比較的手間のかからない起業方法」は存在します。それでも、お客様からお金を頂く以上、決して楽なものではありません。最も時間のかからない起業方法でも、まとまった金額を稼ぐまでに1年は必要です。

それにもかかわらず、「楽して稼ぎたい」と考える人は後を絶ちません。世の中には、こうした人をターゲットにした、詐欺的なセミナーや起業塾がたくさんあります。甘い考えを捨てない限り、こうしたものに騙されてしまいます。

また、仮に「楽して稼げるアイデア」が存在したとしても、稼げるのは本当に一瞬だけです。なぜなら、あなた以外の楽して稼ぎたい人が、どんどん参入してくるからです。最終的にはライバルが集中することになり、全く稼げなくなってしまいます。

こうしたことから、楽して稼げそうなアイデアを探すのはオススメしません。「お金を稼ぐことは簡単ではない」という、当たり前のことを自覚してください。

詐欺や悪徳商法に近いアイデアを考える

起業したいとき、詐欺や悪徳商法に近いネタを考える人は多いです。あなたは違うと思いますが、そのような人は大勢います。

ただ、これはオススメしません。周囲を不幸にするのはもちろん、最終的には自分自身も不幸になるからです。

確かに、短期的にはお金を稼げるかもしれません。しかし、すぐに悪い噂は広まり、お客さんが集まらなくなります。そして、売り上げはストップします。最悪の場合、逮捕されてしまう可能性もあります。

起業家の人生は、これからも長く続きます。短い期間に大儲けをすることに、ほとんど価値はありません。

一方で、長期的に成功する起業家は、お客様から感謝されるビジネスだけを行います。綺麗事のように聞こえるかもしれませんが、紛れも無い事実です。

感謝されるからこそ、リピーターが増えたり、良い評判が広まったりして、どんどんお客さんが集まっていきます。そして、売り上げもずっと右肩上がりになるのです。

このように、詐欺や悪徳商法に近いアイデアを考えることはオススメしません。感謝されるような起業をすることが、長期的に成功するための条件です。

起業アイデアやネタとして難易度が高いもの

また、起業アイデアやネタには、非常に難易度が高いものが存在します。売り上げが伸びにくかったり、多くの費用がかかったりするものです。

具体的には、「場所が必要なアイデア」「お客様と会う必要があるアイデア」「一人では完結できないアイデア」「モノを販売するアイデア」の4つがこれに該当します。

これらは、可能な限り避けたほうが無難です。ここからは、その理由について詳しく解説します。

場所が必要なアイデア

起業アイデアとして避けるべきものに、場所を使うビジネスがあります。例えば、次のようなものです。

・カフェ

・雑貨屋

・習い事の教室

・スポーツジム

このようなアイデアを採用すると、莫大な初期費用が必要になります。外観や内装を整えたり、備品を揃えたりするのにお金がかかるのです。例えば、カフェをオープンする場合、約1000万円は必要になります。

したがって、資金を調達する必要性が出てきます。しかし、これは簡単なことではありません。ほとんどの人はお金がありませんし、貸してくれる人も身近にいません。

さらに、これだけで終わりではありません。物件を使う以上、毎月の家賃や光熱費が発生します。これは、「固定費」と呼ばれます。これらは、お客さんが来なくても発生するようになります。

このため、起業が軌道に乗らなければ、借金だけがどんどん増えていきます。そして、返済に追われることになります。

「可能な限り0円に近い資金で起業したい」という人は多いです。場所が必要なアイデアを採用した瞬間、それは夢と化してしまいます。

したがって、場所が必要になる起業アイデアは、避けた方が無難です。

お客様と会う必要のあるアイデア

起業アイデアとして避けるべきものに、お客様と会う必要のあるビジネスがあります。なぜなら、近くに住んでいる人しかお客さんにできず、売り上げが伸びにくいからです。

例えば、カフェや雑貨屋など、お店を出すビジネスはその典型です。また、「庭師」「害虫駆除」など、お客様の自宅に訪問するものも同じです。

一方で、直接会わなくても成立するビジネスであれば、全国からお客さんを獲得できます。これができると、業績が桁違いに上がりやすくなります。

このことから、お客様と直接会うことが必須の起業アイデアは、避けた方が無難です。

一人では完結できないアイデア

起業アイデアとして避けるべきものに、一人で完結できないビジネスがあります。スタッフを雇う必要があり、その採用と教育に、多くの時間とお金が必要になるからです。

まず、採用はとても大変です。求人情報を出すにも、かなりのお金がかかります。この時点で、0円に近い金額で起業することは不可能となります。

特に、起業したばかりの時期は、優秀なスタッフを採用するのが難しいです。これは、あなたが採用される立場になれば分かります。あなたは、起業したばかりでこれからどうなるか分からない会社に就職したいと思うでしょうか。これを考えれば、採用の難しさが理解できるはずです。

また、採用ができたら終わりではありません。そこから、スタッフを教育する必要があります。こちらも、かなり大変です。特に起業当初は、自分自身の仕事にすら慣れていません。その状態で、他人を教えることは非常に難しいです。

これらの理由から、一人で完結できないアイデアは避けるべきです。

モノを販売するアイデア

起業アイデアとして避けるべきものに、モノを販売するビジネスがあります。なぜなら、「仕入れたけれど売れない」「欲しい人がいるのに提供できない」という、2つの危険性が生まれるからです。

モノを売る場合、仕入れが必要になります。例えば、文房具屋を起業するなら、文房具を仕入れなければなりません。飲食店を経営するなら、食材を仕入れなければなりません。これには、当然お金がかかります。この時点で、0円起業からは遠ざかります。

お金をかけて仕入れをしても、すべて売れるとは限りません。当然、余ってしまうこともあります。すると、仕入れにかかったお金が、そのまま赤字になります。

また、「仕入れが足りなくて売れない」という事態も起こります。5個しか仕入れてないのに、お客さんから「50個欲しい」と言われるかもしれません。すると、45人には商品を提供できません。ほとんどのお客さんは仕入れを待ってくれないため、大きな損失となります。

このように、モノを扱うビジネスでは、商品が余って赤字になったり、欲しい人がいるのに提供できなかったりするリスクが生まれます。このことから、起業アイデアとしては避けるべきです。

起業アイデアの正しい考え方

ここまで、起業アイデアの考え方として間違っているものや、避けるべきものを解説してきました。これらを踏まえた上で、正しい考え方を解説していきます。

集客から販売までネット完結させる

起業したいときは、集客から商品の販売までインターネットできるアイデアをオススメします。なぜなら、先ほど紹介した「避けるべきアイデア」をすべて回避できるからです。

まず、場所が不要になります。パソコンや携帯電話があれば、自宅で行うことができます。これにより、開業費や固定費が不要となります。限りなく0円に近い金額で、起業が可能となります。

そして、お客様と会わなくても商品を提供することができます。よって、あなたがどこに住んでいても、全国からお客様を獲得できます。

また、「ビデオ通話」「メール」を使ってサービスを提供したり、「テキスト」「音声」「動画」などを商品化すれば、モノを仕入れる必要もありません。

これらの理由から、集客から販売までインターネットで完結するアイデアで起業することをオススメします。

成功している人の考え方を参考にする

ただ、「ネットで完結するアイデア」と言っても、ゼロから見つけるのは難しいです。そこで、すでに成功している人の考え方を参考にすると良いです。

実際のところ、上手くいく人のアイデアの考え方は決まっています。あなたも、それと同じ順番で考えていけば、自分に合ったアイデアを見つけられます。

ここからは、成功する人が実践する、起業アイデアの考え方における具体的なステップを解説していきます。

分野を決める

起業したいときは、最初に「分野」を決めます。例えば、次のようなものが分野に該当します。

・英語

・婚活

・ピアノ

・バスケットボール

この時点では、「何を売るか」「どんなビジネスをするか」などと考える必要はありません。本当に、ただ分野を考えるだけで良いです。

起業する分野としては、以下のいずれかに該当するものがオススメです。

・興味や情熱を持てる分野

・他人から何かを相談されることがある分野

・過去に悩みを抱えたことがある分野

・ライバルがたくさんいる分野

なお、「本当にこんな分野でビジネスができるのだろうか」と不安になる必要はありません。これからお伝えする考え方に沿っていけば、どんな分野でも起業アイデアを形にできます。

分野選びのコツは、以下の記事でさらに詳しく解説しています。

あなたにピッタリの起業分野(ジャンル)を見つける方法

ターゲットを決める

今度は、その分野における「ターゲット」を決めます。ターゲットとは、「目標」という意味です。起業アイデアにおいては、「どのようなお客様に商品を購入してもらいたいか」を表します。

このためには、その分野に興味がある人々が持つ「悩み」や「欲求」を調査する必要があります。なぜなら、人は自分の悩みを解決したり、欲求を満たしたりするためにお金を払うからです。

例えば、あなたが「婚活」という分野を選択したとしましょう。この場合は、「婚活」に興味があるお客様の悩みや欲求を調査していきます。

身近にそのような人がいるなら、実際に話を聞いても良いです。あるいは、「Yahoo!知恵袋」や「教えてgoo」などの質問投稿サイトに投稿されている悩みを読むことも効果的です。

例えば、次のような悩み・欲求に辿り着くことができます。

・なるべく年収の高い人と結婚したい

・結婚を考えているが、良い出会いがない

・付き合っている彼氏はいるが、真剣に結婚を考えてくれていない

このように、その分野のお客様が持つ悩み・欲求を調査することで、少しずつ起業アイデアが形になってきます。

商品のアイデアを考える

お客様の悩みや欲求が見えてきたら、それを解決する商品のアイデアを考えます。

これについても、全くのゼロから考える必要はありません。ネット上だけで完結できる商品には、いくつかの決まった型があります。後は、あなたの分野やお客様の悩みを、そこに当てはめていけば問題ありません。

ネットだけで完結できる商品の提供方法としては、次のようなものがあります。

・テレビ電話

・メール

・動画

・音声

・テキスト

モノを販売するのと違い、ほぼ0円に近い費用で商品を提供できます。

例えば僕の場合、「テレビ電話」や「メール」を使った商品を提供しています。運営している音楽スクールでは、テレビ電話を使った個別指導を行っています。次の画像は、実際の様子です。

携帯電話やパソコンのカメラで、お互いの顔を映しながら話します。顔を出すのに抵抗があれば、音声だけでやりとりすることもできます。

また、起業家に対する個別指導も行なっています。そこでは、生徒が書いたブログをメールで添削しています。

記事をメールで送ってもらい、それに修正や指摘を加えて返信をしています。これを繰り返すことで、ビジネス指導を行なっています。例えば、次のような感じです。

このように、「テレビ電話」や「メール」などを使うことで、全国に向けて商品を提供できます。

また、動画・音声・テキストを使った教材や、オンラインスクールも販売しています。オンラインスクールとは、生徒がネット上の動画やテキストを見て、自主的に学習ができる商品です。

僕の場合、音楽のオンラインスクールを運営しています。専用の会員サイトを作り、そこに講義動画を並べています。生徒は日本中どこにいても、好きな場所で学習を進めることができます。

質問や相談があれば、チャットで受け付けるようにしています。それに対しては、48時間以内に返信をするようにしています。

僕は「音楽」という分野でビジネスをしていますが、もちろんそれ以外でも実現可能です。僕の生徒も、「英語」「恋愛」など、各自の分野に当てはめて同様のサービスを展開しています。

このように、テレビ電話・メール・動画・音声・テキストなどを商品化することで、ネット上でお客様の悩みや欲求を解決できます。

まとめ:起業アイデア(ネタ)の考え方

今回は、起業アイデア(ネタ)の考え方や見つけ方を、悪い例も含めて解説してきました。

起業したいとき、次のようなアイデアの考え方は失敗の元になります。

・斬新なアイデアを考え出そうとする

・流行しているものをネタにしようとする

・楽して稼げそうなアイデアを探そうとする

・詐欺や悪徳商法に近いアイデアを考える

また、「場所が必要なアイデア」「お客様と直接会う必要があるアイデア」「一人では完結できないアイデア」「モノを扱うアイデア」も、ビジネスの難易度が跳ね上がるため、避けた方が無難です。

そうではなく、すべてがネット上で完結するアイデアをオススメします。実際に成功している人を参考に、次のようなステップでアイデアを考えていくと良いです。

・分野を選ぶ

・ターゲットを決める

・商品のアイデアを考える

この記事を読んだあなたが、最高の起業アイデアを見つけられますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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