こんにちは、武藤です。
他の仕事をせず、ブログの収入だけで生活する人を「専業ブロガー」といいます。今の仕事を辞め、これに転身することに興味がある人もいるでしょう。
ただ、「専業ブロガーで本当に生活できるのか」「どんな生活を送ることになるのか」が気になる人も多いと思います。
今回は、専業ブロガーになって6年以上になる僕が、そのメリットやデメリットをお伝えします。また、あなたが専業を目指すべきかどうかについても解説します。
もくじ
専業ブロガーを6年以上やって分かったメリット
まずは、専業ブロガーを6年以上続けて分かったメリットを解説します。
専業ブロガーでも十分な収入を得られる
専業ブロガーについて、多くの人が心配するのが「収入」です。他の仕事をせず、生活できるだけのお金を稼げるのでしょうか。
これに関しては、全く問題ありません。自分の生活はもちろん、家族を養うにも十分な収入を得ることが可能です。
僕が最初に立ち上げたのは、「音楽」のブログです。音楽というジャンルを選んだのは、学生の頃にバンドをやっていたことがキッカケです。以下がそのブログになります。
現在は、このブログだけで毎月130万円以上を稼ぐまでに成長しています。他にも複数のブログを運営しており、そちらからの収入もあります。
世の中には、「専業ブロガーでは十分な収入を得られない」と言う人もいます。しかし、そうした人はやり方を間違っているか、努力が足りていないだけです。
このように、生活には十分な収入を稼ぐことができるのも、専業ブロガーのメリットです。
専業ブロガーは時間を自由に使える
また、時間を自由に使えることも、専業ブロガーのメリットです。一度大量の記事を書いた後は、放置しても収入が入るようになります。
これは、過去に書いた記事が検索結果に表示されるからです。例えば、次のような感じです。
これにより、一度記事を投稿をした後は、読者が勝手に集まるようになります。彼らが広告をクリックしたり、商品を買ったりしてくれることで、自動的にお金が発生するのです。
参考までに、僕の音楽ブログにおける、過去12ヶ月間のアクセス推移を紹介します。
この期間、記事はほとんど更新していません。それでも、毎月4万人以上の読者が訪れていることが分かります。これは、過去の投稿が大量の読者を集めてくれるからです。
このため、「毎日決まった時間に作業しなければならない」という縛りがありません。僕の周りにいる専業ブロガーも、以下のようなメリットを享受しています。
・好きな時間に起きられる
・家族と過ごす時間が増えた
・平日でも旅行に行くことができる
このように、時間を自由に使えることも、専業ブロガーのメリットです。
専業ブロガーは好きな場所で働ける
専業ブロガーになると、好きな場所で働けるようになります。ネットが繋がる環境と、スマホかパソコンがあれば仕事が可能です。
まず、出勤をする必要がありません。満員電車に乗る必要がないのは、嬉しいことです。
また、どこで仕事をしても良くなります。僕の場合は、自宅で仕事をすることが多いです。あるいは、カフェや旅先で作業する人もいます。
このように、好きな場所で働けることも、専業ブロガーになるメリットです。
専業ブロガーは人間関係のストレスがない
専業ブロガーには、人間関係のストレスがありません。
ブログは、基本的に一人で取り組むものです。よって、会社の同僚にあたる人はいません。また、クレーマーのような人をお客さんにすることも不要です。
専業ブロガーになる前の僕も、人間関係でストレスを感じることが多かったです。しかし今では、「この人と会うのが嫌だな」と思うことがありません。この点も、専業になって良かったと感じる部分です。
このように、人間関係のストレスがないことも、専業ブロガーになるメリットです。
専業ブロガーを6年以上やって分かったメリット
ただし、「専業ブロガーの人生はすべてがバラ色」というわけではありません。
ここからは、僕がデメリットだと感じる点を、2つ紹介したいと思います。
専業ブロガーは孤独になりやすい
専業ブロガーのデメリットとして、孤独になりやすいことがあります。基本的には、1人で仕事をすることになるからです。
現在の僕は、一人暮らしです。以前は、「1週間誰とも会話しない」ということもありました。宅配に来る人や、コンビニの店員くらいとしか会う機会がなかったのです。
しかし、今では読者と顔をあわせるサービスを積極的に提供しています。例えば、音楽のスクールを運営しており、そこで生徒と話す機会は多いです。
このように、やり方次第では孤独を回避することが可能です。
また、家族や友人と住んでいる人は問題ありません。むしろ、自由な時間が増えるため、彼らと会話する機会は増えるでしょう。
ちなみに、「誰とも会わずに仕事したい」という人にとっては、ブログは天職とすら言えるでしょう。
このように、孤独になりやすいことは、専業ブロガーのデメリットだと言えます。ただ、工夫次第でこれを避けることは可能です。
専業ブロガーは収入の増減がある
専業ブロガーのデメリットとして、収入が増減することがあります。
会社員の場合、決まった給料が毎月支払われます。しかし、ブロガーはそうではありません。月によって多いこともあれば、少ないこともあるのです。
ただし、きちんと対策を取れば、増減の幅を減らすことは可能です。例えば僕の場合、以下のような対策を取っています。
・流行に左右されない記事だけを投稿する
・ブログ読者に向けてメルマガを発行する
・複数のブログを運営してリスクを分散する
例えば、先ほど紹介した音楽ブログの場合、月の収入は130万円〜220万円の間を増減します。しかし、いきなりゼロになったということは一度もありません。
このように、収入の増減があることも、専業ブロガーのデメリットと言えます。ただ、対策を取ることで、その幅を小さくすることは可能です。
専業ブロガーになるべきかの判断基準
ここまでの内容を踏まえた上で、あなたは専業ブロガーを目指すべきなのでしょうか。ここからは、この点について解説します。
専業ブロガーにいきなりなるのは危険
まず、稼げる前から専業ブロガーになるのは危険です。なぜなら、ブログには「◯ヶ月後にいくら稼げる」という保証がないためです。
例えば、ブログで月30万円の収入を目指す場合を考えます。このとき、10ヶ月で達成する人もいれば、2年半かけて達成する人もいます。
以下のような要因により、必ず個人差が現れるのです。
・ライバルの強さ
・記事を書くスピード
・1日に使える時間の多さ
それにもかかわらず、「◯ヶ月後には確実に◯円稼げるだろう」と甘い予測をし、専業ブロガーになってしまう人がいます。しかし、思い通りに行くことはほぼありません。貯金を使い果たし、生活に困るようになってしまうのです。
これを避ける方法は1つです。ブログだけで十分な収入を得られるようになって、ようやく専業になることを考えるのです。そうすれば、困窮することはありません。
このように、稼げる前から専業ブロガーになるのは危険です。ブログの収入が安定してから、初めて専業になることを考えてください。
専業ブロガーではなく会社続けるのもあり
ブログで十分に稼げるようになった後も、あえて専業にならない選択肢もありです。「会社」と「ブログ」という、2つの収入源を持つのです。
これについては、以下のような点をどう考えるかです。
・平日は会社に拘束される
・通勤をしなければならない
・会社の人間関係に気を使う
これらにストレスを感じない場合は、あえて専業ブロガーになる必要はないです。
このように、ブログで稼げるようになっても、必ず専業ブロガーになる必要はありません。会社を続けながら、2つの収入源を持つ選択肢もありです。
まとめ:専業ブロガーのメリット・デメリット
今回は、専業ブロガーのメリットやデメリットを、実体験をもとに解説しました。また、これを目指すべきかどうか、判断基準も教えました。
記事の内容をまとめると、次の通りです。
専業ブロガーのメリット
・十分すぎる収入を得られる
・時間を自由に使える
・好きな場所で仕事ができる
・人間関係のストレスがない
専業ブロガーのデメリット
・孤独になりやすい
・収入の増減がある
専業になるべきかどうかは、ブログで稼げるようになってから考えてください。その前から、いきなり会社を辞めるのは危険です。
また、ブロガーとしての収入だけで生活できるレベルになっても、会社を続けるのはアリです。ブログと給料という、収入源を2つ持つのです。
この記事の内容が、専業ブロガーの道を考える参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。