こんにちは、武藤です。
メルマガの読者を増やすことを「リスト取り」と呼びます。
メールマガジンの読者は、「顧客リスト」という意味で「リスト」と呼ばれます。そして、これを取得することから「リスト取り」と言われます。
この記事では、リスト取りの方法について解説していきます。
リスト取りが上手くいくほど、メルマガ読者は増えていきます。そこに対してセールスを行うことで、売り上げも右肩上がりに伸びていきます。
記事の内容を動画でも話しました。中央の再生ボタンを押してご覧ください。
もくじ
メルマガの存在を広める重要性
メルマガのリスト取りを行うには、そのメルマガの存在を知ってもらう必要がある。
なぜなら、読者は存在を知らないメルマガに登録することはできないからだ。
メルマガは登録した人しか読めない、閉じたメディアである。このため、地道に面白いメルマガを書き続けても、それが外部に広まっていくことはない。
すなわち、永遠に読者は増えていかないのだ。
だからこそ、読者を増やす方法を考える必要がある。
リスト取りを行う4つの方法
インターネット上でメルマガの読者を増やすには、主に次の方法がある。
・ブログ
・YouTube
・SNS
・有料広告
このうち、オススメの手段はブログとYouTubeの2つである。
ブログとYouTubeを使うメリット
まず、1円もかけずに行うことができる。このため、コストがかからない。
何より、この2つに取り組むことによって、毎月安定して読者を集めることができるようになる。しかも、自動的に。
ブログやYouTubeの場合、一度投稿した内容はずっとそこに残り続ける。
そして、あなたの投稿が検索結果に表示されるようになれば、新規のお客様が毎日訪れるようになる。
そこでメルマガの案内をすれば、一定割合のお客様が登録を行う。この結果、自動的に読者が増えていくことになる。
さらに、ブログやYouTube経由の登録者は、最も商品を購入する確率が高い。
なぜなら、検索を通じて積極的に情報を集めるような人たちだからだ。
僕も、今までにさまざまな手段を使ってリスト取りをしてきた。これは、実際に数字にも表れている。
SNSを使うデメリット
SNSでリスト取りを行う場合、これを自動化することは難しい。
ブログやYouTubeと違い、古い投稿がどんどん目立たなくなる。このため、常に新しい投稿をし続ける必要がある。
また、SNS自体の利用者が減少する可能性もある。mixi(ミクシィ)が衰退したように、TwitterやFacebookもいつ廃れてしまうか分からない。
広告を使うデメリット
広告を使ってリスト取りを行う場合、資金が必要となる。このため、ビジネスの初心者には、特にハードルが高い。
また、安定性も極めて低い。リスト取りが上手くいっていた広告も、時間が経つと効果が薄れてくる。
そして、広告のジャンルによっては、出稿の許可がされにくい。以前はOKだった広告が、いきなりNGとされる場合すらある。
このため、キャッチコピーや文章を変えるなど、微調整を加え続ける必要性が出てくる。
ブログとYouTubeからリスト取りをする方法
ここからは、ブログとYouTubeを使ってリスト取りをする方法を解説していく。
ブログのリスト取り手法
ブログでリスト取りを行う場合は、まず大量にアクセスを集める必要がある。
これは、良質な記事を大量に投稿し続ける以外に方法はない。
そのうえで、各記事の真下にメルマガ登録の案内を配置する。こうすることで、記事を読み終わった人が、確実にメルマガの案内を見てくれるようになる。
試しに、記事の上部や中部に案内を配置してみたこともあった。だが、真下に配置することで、最もリスト取りがしやすいという結果が出た。
あなたにも、記事の真下に案内を配置するようにしてほしい。
YouTubeのリスト取り手法
YouTubeでリスト取りを行う場合は、「説明欄」を使うことになる。
YouTubeの「説明欄」とは、以下の画像で赤い四角形で囲った部分を指す。
PCで動画を閲覧する場合は、最初から説明欄の内容が表示されている。
スマートフォンやタブレットで閲覧する場合は、動画のタイトルを一度タップする(=押す)ことで、説明欄が表示されることになる。
説明欄の内容は、動画を投稿するあなたが自由に編集することができる。
ここに、メルマガ登録のフォーム、または案内ページへのリンクを掲載する。こうすることで、動画を見た人がメルマガに登録してくれるようになる。
また、動画の最後でも、メルマガの案内を表示と音声で行うようにする。これにより、さらにリスト取りが加速していく。
登録者プレゼントを用意する
リスト取りができない人の多くは、ただ単に「ここにメールアドレスを入力してください」というお願いだけをしている。
これでは、メルマガの読者は増えない。なぜなら、お客様にとって、登録をするメリットが1つも存在しないからだ。
そこで、メルマガに登録をしてくれた人だけを対象とした、無料のプレゼントを用意すると良い。
例えば、お店のメルマガでは、次のようなプレゼントが用意されている。
・ドリンク1杯無料
・本日の会計から20%オフ
このように、あなたもプレゼントを用意するのだ。メリットがあって初めて、お客様はメルマガへの登録を検討してくれるようになる。
有料でもおかしくないものをプレゼントする
メルマガのプレゼントには、有料でもおかしくないものを用意すべきだ。
例えば、僕が運営している音楽系ブログでは、5時間以上のセミナー動画をプレゼントしている。
僕が実際に5時間以上のセミナーを行う場合、参加費は3万円や5万円となる。それを、メルマガに登録してくれた人には無料でプレゼントしている。
さらに、その動画を見てくれた人からは「ここまで無料で教えてくれて大丈夫ですか」「申し訳ないのでお金を振り込みたいです」というメールまで頂くほどの内容である。
リスト取りができない人は、プレゼントに魅力が薄い場合が多い。厳しい言い方をすれば、無料程度のものを無料でプレゼントしているだけだ。
これでは、わざわざメルマガに登録しようなどとは思ってもらえない。
そうではなく、「メルマガに登録するだけでこれがもらえるんですか?」と思われるようなプレゼントを用意することが大切だ。
また、このプレゼントが魅力的であるほど、メルマガ内で商品も売れやすくなる。
なぜなら、「ここまでの内容を無料で提供してくれた」ということで、読者があなたのファンになりやすいからだ。
「モノ」よりも「データ」をプレゼントする
プレゼントとして、形のある「モノ」を提供しようとする人は多い。
しかし、インターネットを通じてメルマガに登録した人は、世界中に住んでいる。
モノをプレゼントしようとする場合、郵送や梱包のコストが発生してしまう。リスト取りが上手くいくほど、そこに時間とお金を取られることになる。
そこで、プレゼントは必ず形のない「データ」にしよう。データとは、文章や画像ファイル、音声、動画のことである。
このうち、動画が最も満足してくれる人が多い。動画の情報量は、文字の5000倍と言われている。
また、動画は最も多くの人から受け入れられやすい形式である。これは、本やラジオよりも、テレビを見る人が最も多いことからもわかる。
それなのに、動画をプレゼントにしている人は少ない。このため、ライバルにも差をつけることができる。
販売したい商品と関連性を持たせる
メルマガのプレゼントは、あなたが販売したい商品と関連性がなければならない。
例えば、あなたが英語の教材を販売したいとする。それなのに、プレゼントが「歌が上手くなる方法を解説した動画」だったらどうだろうか。
これだと、メルマガには「歌が上手くなりたい人」が読者として集まってしまう。このような人たちに対して、英語の教材を販売しても全く売れない。
英語の教材を販売したいなら、英語を上達させたい人にとって魅力的なプレゼントを用意し、英語学習に興味がある人だけを集めなければならない。
このように、あなたが販売したい商品に対して、興味を持つような人が魅力を感じるプレゼントを用意すべきである。
メールアドレスを入力してもらう際の注意点
メルマガに登録をしてもらうとき、当然ながらメールアドレスを聞く必要がある。
このとき、「名前」や「どうやってこのメルマガを知りましたか?」など、それ以外の情報も入力してもらおうとする人は多い。
だが、登録に必要な項目が多いほど、お客様の手間を増やしてしまう。また、「この情報は何に使われるのだろうか」という心配も与えてしまう。
この結果、登録してもらえる確率は下がる。
登録フォームでは、メールアドレスだけを入力してもらうようにしよう。
その他の情報については、登録をしてもらった後に、別途アンケートを取るようにすべきだ。
僕も、以前はメルマガに登録してもらう際に「名前」と「メールアドレス」を入力してもらっていた。
しかし、これを「メールアドレス」だけにしたところ、登録をしてもらえる確率が上がった。
ぜひ、あなたも実践してみてほしい。
メルマガで配信される内容を具体的に説明する
メルマガは、登録をするまでどんな内容が届くかは分からない。
このことは、お客様を不安にさせる。そして、リスト取りが上手くいかない原因となる。
そこで、メルマガで配信される内容を具体的に説明することが大切だ。
この説明を行うとき、抽象的すぎる書き方をしてしまう人が多い。
これでは、具体的にどのような内容が届くのかイメージがしにくい。そこで、次のようにもう少し具体的にする。
より良いのは、メルマガで届く内容を、次のように箇条書きにすることだ。
・好きなことを仕事にする4つのメリットと1つのデメリットとは
・なぜSNSではなく、ブログとYouTubeが知名度を上げるのに適しているのか
・ブログにアクセスを自動的に集める4つの方法
・ブログとYouTubeへの投稿を同時進行するメリットとは
・・・
このように、メルマガで配信する内容を具体的に説明するほど、お客様の不安を解消できる。
そして、リスト取りがしやすくなる。
すぐに登録を解除できることを明記する
「特定電子メール法」という法律では、相手の同意なしにメルマガを送ってはならないと定められている。
それにもかかわらず、解除しても解除しても送られてくる悪質なメルマガが存在する。そこまでいかなくても、登録解除の手続きが非常に複雑なものもある。
このため、メルマガに登録をする人は「簡単に解除ができないのではないか」と警戒している。
そこで、メルマガ登録を案内する際は、登録解除が簡単にできることを示すと良い。これにより、お客様の警戒を解くことができる。
なお、このことを伝える際は、
などと記載するよりも、
と、解除の手続きを具体的にイメージできる書き方をした方が、相手に安心感を与えることができる。
ぜひ、覚えておいてほしい。
メルマガ読者を増やすリスト取りの方法:まとめ
ここまで、メルマガ読者を増やすリスト取りの方法について話してきました。
まとめると、次の通りです。
・ただメルマガを書いているだけでは、読者が増えることはない
・リスト取りの方法には、ブログ・YouTube・SNS・有料広告の4つが存在する
・ブログかYouTubeを使うと、安定的かつ自動的なリスト取りが可能となる
・メルマガ登録者を対象とした、無料のプレゼントを用意すべき
・メルマガで配信される内容を、具体的に案内する
・メルマガの登録を、すぐに解除できることを示す
ここに書いたことを、すべて行うのは面倒だと思います。しかし、1つずつ着実に実行することで、リスト取りは確実に上手くいくようになります。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。