メルマガのランディングページ(LP)の作り方を徹底解説

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こんにちは、武藤です。

tccfmswt

メルマガ(メールマガジン)の内容を案内し、登録をしてもらうためのページを「ランディングページ(=LP)」といいます。

ランディングページ(LP)の質を高めることで、メルマガ読者が増えるスピードは何倍にもなっていきます。

この記事では、ランディングページ(LP)の制作方法を紹介します。

メルマガのランディングページ(LP)の重要性

メルマガの登録をお願いする際、ランディングページ(LP)は必須ではありません。

ブログやSNSに、直接フォームへのリンクを掲載することもできます。しかし、ランディングページ(LP)があった方が、登録をしてもらえる確率は上がります。

ランディングページ(LP)を訪れた人が、メルマガに登録をする確率を「成約率」といいます。

例えば、ランディングページ(LP)に10人が訪れたとします。そして、2人がメルマガに登録をしたとします。

この場合、成約率は2÷10=0.2、すなわち20%となります。

「成約率」という言葉は、もともと「お客様との契立する確」という意味です。

メルマガのランディングページ(LP)では、メルマガに登録をしてもらうことが「契約の成立」となります。

このため、登録してもらえる確率のことを、成約率と呼ぶのです。

メルマガの売り上げは、基本的に読者数と比例します。このため、成約率の高いメルマガを作ることが大切です。

そこで必要となるのが、ランディングページ(LP)なのです。

メルマガのランディングページ(LP)に必要なパート

ここからは、メルマガのランディングページ(LP)に必要なパートを紹介していきます。

図にすると、次のようになります。

ここからは、それぞれのパートについて解説していきます。

キャッチコピー

ランディングページ(LP)の最上部には、キャッチコピーが配置されます。

キャッチコピーは、ランディングページ(LP)を訪れた人の目に最初に入るものです。

ここで興味を引くことができなければ、その他の部分を読んでもらうことはできません。

問題点一覧

ターゲットとする読者層が、抱えているであろう悩みや疑問を一覧にします。

例えば、筋トレに関するメルマガの場合は、次のようになります。

あなたは、次のような悩みを抱えていませんか?

・現在のトレーニングメニューが正しいのか不安

・脂肪をつけずに筋肉だけを増やす方法が知りたい

・毎日のように筋トレをしているものの、記録が伸びない

・・・

1つでも自分の悩みと一致するものを見つけた読者は、「このメルマガを読めば自分の悩みを解決できるかもしれない」と考えるようになります。

プレゼントの紹介

ランディングページ(LP)では、登録によって受け取れるプレゼントの内容を紹介します。

ただ、悪い例としては次のようなものになります。

あなたのブログ収入を増やすための合計7話の動画レッスンを差し上げます

これでは、説明が抽象的すぎます。

「ブログ収入を増やす」といっても、どのように収入が増えるのかが分かりません。

また、「合計7話の動画レッスン」とありますが、それぞれの動画でどんな内容が話されるのかが分かりません。

そこで、次のように内容を具体的に説明します。

第1話  私のブログビジネスの実績

この動画レッスンでは、私のブログビジネスの実績をお見せします。過去12ヶ月間の収益はもちろん、アクセスやページビュー(PV)の推移などの生データもお見せします。さらに、「どのようにして収益を得ているのか」まで詳細にお見せします。

第2話 ブログビジネスで重要なジャンルの選び方

・・・・

メルマガは、登録するまで配信される内容が分かりません。だからこそ、ランディングページ(LP)内で内容を具体的に説明する必要があります。

これにより、お客様はプレゼントの内容を具体的にイメージできるようになります。

読者の声

すでにメルマガを配信している場合、読者からの感想をランディングページ(LP)で紹介すると効果的です。

有益なメルマガを配信していると、感謝のメールやメッセージが届きます。それらのスクリーンショットを、ランディングページ(LP)に掲載すると良いです。

読者と直接会えるのであれば、インタビュー動画を撮影させてもらっても良いです。そして、それをランディングページ(LP)に掲載するようにします。

僕の場合、メルマガ読者を対象としたイベントを開催することがあります。

このようなイベントを介して、読者と直接会うことができます。この際に、インタビューをお願いすることができます。

読者の声を集める方法については、以下の記事も参考にしてください。

お客様の声の集め方・活用法・テンプレートを徹底解説

なお、これからメルマガを始める場合は、読者の声を用意することができません。このため、このパートはなくても大丈夫です。

メールアドレスの入力フォーム

ランディングページ(LP)には、メールアドレスの入力フォームを設置します。

そして、メールアドレスを入力してもらいます。そして、ボタンを押すことで、メルマガに登録できるようにします。

登録フォームを設置する場所

登録フォームは、ランディングページ(LP)上に複数設置するようにします。

場所としては、ランディングページ(LP)における各パートの最後に設置するようにします。

下の図でいうと、赤い部分に設置するようにしてください。

この方が、成約率が上がります。

なぜなら、「登録しよう」と思った瞬間に、目に留まる場所にフォームがあるからです。

ランディングページ(LP)上にフォームが1つしかない場合、スクロールしてそれを探してもらわなければなりません。

この手間を与えてしまうだけで、成約率は下がってしまいます。

登録フォームに入力してもらう情報

ランディングページ(LP)では、メールアドレス「だけ」を入力してもらうようにします。

このとき、「名前」や「お住まいの都道府県」などを一緒に聞こうとする人もいます。

読者のことを知りたい気持ちは分かりますが、これをやってはいけません。なぜなら、入力項目が多いほど、成約率が下がるからです。

これには、2つの原因があります。

お客様にとっては、入力項目が多いほど面倒になります。また、「この情報は何に使われるのだろうか」と警戒心を高めてしまいます。

このため、ランディングページ(LP)上では、メールアドレス以外の情報を聞いてはいけません。

すぐに登録を解除できることを明記する

世の中には、登録を解除しても送られてくる悪質なメルマガが存在します。

このようなものと差別化するためにも、登録解除が簡単にできることを、ランディングページ(LP)上に明記してください。

僕の場合は、次のように明記しています。

配信が不要と感じた場合は、メールの下部に記載されているリンクをクリックするだけで、2秒で配信を停止することができます。

単に「配信はすぐに解除できます」と書くだけではなく、より具体的に登録解除の方法を記載しています。これにより、安心感を与えることができます。

メッセージ

ランディングページ(LP)の最後には、あなたからのメッセージを記載します。

このパートにおいては、特に使うべきテクニックはありません。

「このメルマガに登録して人生を良い方向に変えて欲しい」という、あなたの正直な気持ちを書くことが大切です。

例えば、僕が運営している音楽系ブログのランディングページ(LP)では、次のようなメッセージを記載しています。

ここまでこの長いご案内をお読みくださり、ありがとうございます。

プロを目指すミュージシャンは、とても努力家な人が多いです。 しかし、それにも関わらず、多くの人が音楽の道を諦めることになります。

努力をしていても報われない理由は、たった一つだけです。

それは、「間違った努力をしている」ということです。

どれだけ歩き続けても、歩いている方向が間違っていれば、目的地にたどり着くことは永遠にありません。

このメルマガでは、音楽を仕事にするために必要な「正しい努力」をあなたにお伝えしたいと思います。

数年後、晴れてプロミュージシャンになったあなたが、音楽人生を振り返ったとき、

「あのときメルマガに登録したのが転機だった」

そう思っていただけるようなコンテンツを、本気で提供していきます。

このパートは、ランディングページ(LP)においては1番下に位置しています。

このため、「あまり読まれていないのではないか」と考える人が多いです。しかし、実際にはこのパートを読んでいる人はかなり多いです。

なぜなら、長いランディングページ(LP)を読む際に「とりあえず1番下までスクロールしてみる」という人は多いです。

そのような人は、必然的にこのパートを読むことになります。

彼らに、メッセージのパートで興味を持ってもらうことができれば、ランディングページ(LP)をじっくり読んでもらうことができます。

メルマガのランディングページ(LP)における注意点

ここまで、メルマガのランディングページ(LP)に必要な各パートについて解説しました。

ここからは、ランディングページ(LP)において、注意すべきポイントを解説していきます。

リンクを排除する

ランディングページ(LP)内には、リンクを配置してはいけません。

多くのサイトやブログには、どのページにも表示されるメニューがあります。これを、グローバルメニューといいます。

しかし、ランディングページ(LP)内には、グローバルメニューを表示してはいけません。

また、「この記事を読んでみてください」「僕のプロフィールはこちらです」など、他のページへのリンクを掲載するのも禁止です。

これにより、ランディングページ(LP)を訪れた人の行動は「メルマガに登録するかもしくはページを去るか」の2択となります。

こうすることで、メルマガに登録してくれる確率が上がるというデータが存在します。ぜひ、試してみてください。

促す行動を1つに絞る

ランディングページ(LP)では、お客様に対して促す行動を、メールマガジンの登録だけに絞るようにします。

そして、それ以外のことは一切書かないようにします。

例えば、「こちらからSNSアカウントをフォローしてください」「この商品を発売しているのでチェックしてみてください」などの記載をしてはいけません。

促す行動を1つに絞ることで、お客様がメルマガに登録してくれる確率が上昇します。

メルマガのランディングページ(LP)の作り方:まとめ

ここまで、メルマガのランディングページ(LP)の作り方を話してきました。

1つ1つのパートを完成させるのは、大変だと思います。

しかし、きちんとすべて行えば、成約率は何倍にもなります。この結果、メルマガからの売り上げも比例して伸びていきます。

ぜひ、マスターしてください。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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