こんにちは、武藤です。
英語のスキルを活かした起業に、英会話教室(英語塾)の開業があります。
英語学習へのニーズは、時代を超えて存在し続けています。今後もなくなるとは考えにくく、将来の明るいビジネスであると言えます。
ただ、そうは言っても「どのように開業すれば良いか分からない」と悩む人は多いです。そこで今回は、個人が自宅で英会話教室を開業・経営する方法を解説していきます。
ちょっとした工夫をすることで、個人が自宅にいながらにして、資金をかけずに全国を対象とした英会話教室を開業することが可能です。
英会話教室の開業方法を決める
英会話教室の開業では、まず「生徒をどのような形で教えるか」を考えましょう。これには、「自宅を英会話教室にする」「専用の物件を借りて教える」「インターネット上に教室を開く」の3つがあります。
どれを選ぶかによって、適切な開業・経営の方法が違ってきます。それぞれのメリット・デメリットを理解し、適切な開業方法を押さえておいてください。
自宅を英会話教室にする
1つ目の方法は、自宅で英会話教室を開業する方法です。僕も、小学生の頃にこうした塾へ通ったことがあります。
この方法のメリットは、費用を抑えられることです。自宅をそのまま使えるため、追加で敷金・礼金や、家賃などが発生することがありません。
一方で、この方法にはデメリットもあります。アクセスが悪かったり、広さが足りなかったりすると、集客に苦戦する原因となります。
また、個人自宅の住所を公開することになるため、ストーカーや嫌がらせの被害に合う可能性もあります。
そもそも、マンションやアパートでは、教室を開くことが禁止されている場合もあります。よって、この点についても確認が必要です。
ここに書いたように、自宅で英会話教室を経営する方法もあります。ただ、多くのデメリットがあるため、オススメできる方法ではありません。
教室専用の物件を借りる
2つ目の方法は、専用の物件を借りて開業する方法です。新たにマンションやテナントの1室を借りて、そこに通ってもらうのです。
この方法を使うと、自宅を使わずに教室を経営することができます。よって、自宅の広さやアクセスに問題があったり、個人情報を公開したくなかったりする場合に有効です。
ただ、これには多くの資金が必要となります。備品を揃えたり、敷金や礼金を払ったりで、最低でも100万円以上は必要です。広さやアクセスの利便性を追求すれば、必要な資金はさらに増えます。
さらに、それだけでは終わりません。そこから、毎月の家賃も発生するようになります。生徒が集まらない場合も、赤字だけを垂れ流すことになります。
このように、専用の物件を借りて、そこで英会話教室を開業する方法もあります。ただ、経営に多額の資金がかかるため、オススメできる方法ではありません。
インターネット上に英会話教室を開く
3つ目の方法は、インターネット上に英会話教室を開業する方法です。生徒と直接会うのではなく、インターネットを通じて指導を行います。
例えば、無料のビデオ通話サービス(アプリ)を使う方法があります。携帯電話やパソコンのカメラを使い、お互いの顔を見ながら話すことが可能です。例えば、次のような感じです。
これを使えば、自宅にいながらにして、遠く離れた生徒にも英会話レッスンを提供できます。どちらかが顔を出したくない場合は、音声のみで通話することも可能です。
こうしたビデオ通話サービスには、複数人と会話できる機能もあります。よって、1対1だけではなく、複数の生徒を同時に教えることも可能です。
この方法は、英会話教室の開業・経営方法としては最もオススメです。
まず、場所が不要になるため、物件を借りる必要がありません。携帯やパソコンが1台あれば、個人の狭い自宅からでも、開業・経営をすることができます。このため、資金がほとんどかかりません。
また、日本全国の生徒を対象とすることができます。会って教えるのと比べ、遥かに多くの人を教えられます。よって、集客がしやすく、収入も上がりやすいです。
それと同時に、生徒からもとても感謝されます。通う必要がないため、遠くに住んでいたり、忙しかったりしても英会話を学べるからです。
このように、ビデオ通話アプリなどを使うことで、インターネット上に英会話教室を開業することができます。
英会話教室の開業に必要な手続き
なお、英会話教室の開業に必要な手続きは、とてもシンプルです。
まず、印鑑を持って市区町村の税務署に足を運びます。そして、「個人事業主として開業したいのですが、書類を頂けないでしょうか」と言うだけです。渡された用紙に記入すれば、開業は完了となります。
これには、1円もお金はかかりません。また、英会話教室の開業・経営には、資格も不要です。
僕も、過去に開業したときは、事前に「開業 手続き」などとネットで検索をしました。しかし、こうしたことをしなくても、職員の人が丁寧に教えてくれます。よって、すぐにでも税務署に行ってしまって問題ありません。
このように、税務署で書類を1枚提出すれば、英会話教室の開業手続きができます。
まとめ:個人自宅での英会話教室の開業・経営
今回は、個人が自宅で英会話教室(英語塾)を開業・経営する方法を解説してきました。
英会話教室の開業・経営には、「自宅を英会話教室にする」「専用の物件を借りて教える」「インターネット上に教室を開く」という3つの方法があります。
このうち、インターネット上に教室を開くのが、最も成功しやすいです。個人の自宅から、全国の生徒を指導できます。よって、ほとんど資金がかからず、収入も上がりやすいです。それでいて、遠くに住んでいたり、忙しかったりする生徒からとても感謝されます。
英会話教室の開業手続きは、税務署で書類を提出すれば終わります。これには、資金や資格などは必要ありません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。