こんにちは、武藤です。

「ブログ記事の文字数って、どれくらいが最適なんですか?」
ブログについて教えていると、よくこんな質問を頂く。
ブログを始めたばかりだった頃の僕も、文字数について悩んでいた。
インターネットで調べても、「文字数は関係ない」「必ず2000文字以上書くべき」など、情報が多すぎて迷っていた。
その後、試行錯誤を重ねて、今ではブログを元に生計を立てることもできるようになった。
この記事では、僕が2013年から試行錯誤を重ねて結論を出した「ブログの適切な文字数」について、話をしていきたい。
もくじ
ブログの最適な文字数に関する結論とは?
「ブログ記事にとって最適な文字数は?」
という質問に対する答えは、
「ハッキリとした答えは存在しない」
というのが、答えになってしまう。
もしかしたら、あなたを「なんだよ!」と怒らせてしまったかもしれない。
でも、これが2013年からブログをやってきて、それを仕事にもしている僕の結論なんだ。
僕が今まで書いた記事でも、1000文字の記事もあれば、2万文字を超える記事もある。
そして、1000文字の記事も、2万文字の記事も、どちらも大量のアクセスを集めている。つまり、どちらも正解なんだ。
つまり、「記事によって最適な文字数は異なる」ということ。まずは、これを覚えておいてほしい。
ただ、初心者は「記事によって最適な文字数は異なりますよ」と言われても、困ってしまうと思う。
それでは、ブログの記事を書く上で、文字数についてどのように考えれば良いのか?
ここからは、それを解説していく。
文字数は「目標」ではなく「結果」と考える
ブログを書き始めた頃の僕は、文字数を書くことを目標にしていた。
例えば、「最低でも2,000文字は書かないといけない」などの目標を設定した。そして、毎回それを目指して記事を書いていた。
でも、ブログで生計を立てている今なら断言できる。それは、文字数を目標にすること自体が間違っているということ。
つまり、ブログの文字数とは「◯◯文字以上書けるように頑張ろう」と目標にすべきものではない。
そうではなく、「読者のことを考えて書いた結果、◯◯文字になった」というのが、あるべき姿だ。
僕の記事も、時によって1,000文字だったり、2万文字を超えたりする。だが、それは本気で読者のことを考えた結果だから、どちらも正解なのだ。
つまり、文字数は目標ではなく、読者のことを考えて書いた結果であるべきだということ。
読者のことを考えて書くとは?
「読者のことを考えて書く」とは、どういうことなのか?
一言で言うと、「読者が求めている情報を過不足なく書く」ということ。
読者が求めている内容を、しっかりと書いてあげる。一方で、余計なことは書かない。
こう聞くと、当たり前のように思えるかもしれない。だが、これができている人は少ない。
そして、読者のことを考えて適切な文字数の記事を書けば、それ自体が「SEO」にもなる。
記事の文字数について語るときは、必ず「SEO」の話をしなければいけない。
「SEOってなに?難しそう!」という人にも、分かりやすく説明するので安心してください。
SEOとは何か?
ブログに安定して大量のアクセスを集めるには、それぞれの記事の「検索順位」を上げる必要がある。
検索順位とは、何かを検索したときにあなたの記事が表示される順番のこと。1番上のものを「検索順位1位」、2番目のものを「検索順位2位」と表現する。
そして、検索結果の上の方のことを「検索上位」という。
あなたが、いつも検索をする時を思い出してほしい。とりあえず、上位表示された記事を読むよね。
あなたがアクセスを集めるためには、この逆をやらないといけない。つまり、あなたの記事を上位表示させる必要がある。
この「自分のブログをなるべく上位表示させようとすること」を、SEOという。SEOは、「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の頭文字を略したもの。
検索エンジンとは、GoogleやYahoo!など、検索機能を提供しているサイトのこと。
SEOと文字数の関係
では、この検索順位はどう決まっているのか?
それは、検索エンジンがそのキーワードを検索した人にとって有益だと判断した順番である。
有益というのは、「役に立つ」だったり、「面白い」だったり、読む人にとってプラスになるということ。
例えば、あなたが「ブログ 文字数」と検索したとする。
すると、検索エンジンは、「ブログ 文字数」と検索した人にとって有益と思われる順番に、上から記事を並べて表示する。
つまり、あなたが記事を上位表示したければ、検索エンジンから有益な記事だという評価をされる必要がある。
それでは、検索エンジンはどのようにして、ブログの記事が有益かどうかを評価するのだろうか?
重要な指標の1つに、ブログを訪れる人の「精読率」がある。精読率とは「どれくらいじっくりと読んでいるか」ということ。
あなたも、面白いと感じるブログならじっくりと読むはず。逆に、つまらなければそのページを閉じたり、飛ばして斜め読みしたりするよね。
つまり、訪問者がじっくり読んでいる精読率の高いブログは、ユーザーにとって有益であると検索エンジンは判断する。
検索エンジンは、あなたのブログを訪れるユーザーの動きをすべて記録している。
そして、彼らの精読率から、あなたのブログが有益なのか、そうではないのかを判断している。
つまり、記事を上位表示させたいなら、精読率を高めなければいけない。
そして、この精読率を高めるために重要なのが、適度な文字数なのだ。
適切な文字数のブログを書く2つの注意点
適度な文字数もブログを書くには、次の2つが重要。
・ユーザーが求める情報を詳しく分かりやすく書く
・ユーザーが求めていない情報は書かない
まずは、タイトルに沿った内容の記事を書くこと。
例えば、「ブログの適切な文字数」というタイトルの記事を書いたとする。
だが、ここに「ブログの適切な文字数」に関する内容が書いていなければ、読者はあなたのページを去る。
なぜなら、自分の求めている情報が書いていないからだ。
また、専門用語や難しい表現を使うことは避けるようにする。なぜなら、読者がストレスを感じて、読むのをやめてしまうから。
そして、ブログのタイトルで示した内容から、話が脱線してはいけない。
例えば、「ブログの適切な文字数とは」というタイトルの記事において、いきなり「ブログのネタを探す方法」という話を始めてはいけない。
これを見た瞬間、読者は「自分には関係ない」と考える。そして、そのページから離脱をする。あるいは、その部分は飛ばして読まれてしまう。
(離脱=戻るボタンやXボタンを押してそのページを去ること)
つまり、精読率が下がり、SEOに悪影響を及ぼしてしまう。
逆に、これらの点に注意することで、精読率は上がる。そして、あなたのブログが検索上位に表示されやすくなる。その結果、アクセスが集まる。
これらの点に気をつけながらブログを書いた結果の文字数、それこそがその記事にとって最適な文字数である。
ブログの文字数として最適な目安は?まとめ
ここまで、ブログの最適な文字数の目安について語ってきた。まとめると、次の通り。
・文字数の目安は存在しない
・文字数は「目標」ではなく「結果」と考えるべき
・検索を通じたアクセスを増やすには、精読率が重要
・検索する人の求める情報を過不足なく書くことが重要
ということ。
「ブログの文字数って、どれくらいが良いんですか?」
という質問は、
「短編小説と、長編小説ってどちらが良いですか?」
と聞いているようなもの。
短編小説でも、つまらなかったら読み始めてから2ページで眠くなってくる。逆に、面白かったら何冊にもわたる長編も最後まで読めてしまう。
つまり、文字数より中身が大事だということを理解してほしい。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
あなたのブログを応援しています。