こんにちは、武藤です。
ブログを書くとき、匿名にするか、実名を公開するかで迷う人は多いと思います。これは、僕もそうでした。
僕自身は、実名でブログビジネスをしています。しかし、匿名で行なっている知り合いもいます。
両者とも一長一短があるため、絶対的な答えはありません。
この記事では、匿名と実名でブログを書く際の違いについて、徹底的に比較してみたいと思います。
あなたの現状や考え方と照らし合わせながら読むことで、どちらを選ぶべきかが見えてきます。
記事の内容を動画でも話しました。中央の再生ボタンを押してご覧ください。
もくじ
信頼の集めやすさ
匿名よりも、実名の方が読者から信頼されやすいです。
特に、ブログを使って自分の商品やサービスを販売したいと考える場合、実名の公開は大きな味方になります。
ブログビジネスでは、相手から信頼をしてもらうことが難しいです。実際に会う場合と違い、お互いの顔が見えないからです。
その中でも、実名を公開することは大きな安心に繋がります。さらに、顔写真も掲載することで、より信頼されやすくなります。
僕も、顔写真と実名を公開しています。
商品を購入してくださったお客さんから、「写真と名前を出されているので安心して購入できました」と言われたことが何度もあります。
ただし、実名を出すことだけが全てではありません。あくまで、信頼を勝ち取るための一手段に過ぎません。
匿名のブログであっても、有益な情報を分かりやすく公開していれば、読者の信頼を勝ち取ることは可能です。
実際、匿名でブログビジネスを成功させている人もたくさんいます。
「匿名より実名の方が信頼されやすい」というのは事実です。しかし、「匿名では信頼されない」ということではありません。
最初のアクセスの集めやすさ
あなたが、とても交友関係の広い人気者だとします。それでも、インターネットの世界では、誰もが無名の存在としてスタートします。
匿名で始めたブログは、開始してから半年間はほとんどアクセスがありません。
どれだけ質の高い記事を更新しても、誰からも反応してもらうことができません。
この寂しさに耐えられず、ブログを挫折してしまう人は多いです。
実名でブログを行う場合、もともとの知り合いに教えることができます。そして、彼らに読んでもらうことができます。
これにより、寂しい思いをすることはありません。彼らの反応を励みにしながら、アクセスの集まらない時期を乗り越えることができます。
匿名でブログを書く場合は、最初の半年間は誰からも見てもらえないことを覚悟する必要があります。
それを乗り越えられるのであれば、匿名で書いても全く問題ありません。
ちなみに、ブログを始めて1年も経過すれば、徐々に知らない人もアクセスしてくれるようになります。
この段階まで来れば、匿名か実名かは関係なくなります。
本音の書きやすさ
本音の書きやすさは、匿名に軍配が上がります。
ブログを実名で書く場合、「知り合いにどう思われるか」ということを気にする人は多いです。
この結果、本音を書きにくくなります。
特に、極端な主張をする場合や、あまり他人に話しにくいテーマを扱う場合は、匿名の方が書きやすいです。
例えば、リアルでは愛妻家ですが、実は隠れて毎日のように他の女性と遊んでいる人がいるとします。
このような人は、もちろん実名で女性と遊んでいることをブログに書けないでしょう。
ブログの世界では、堂々と本音を言う人が人気を集めやすいです。
また、普段は他人に話せないようなテーマも支持を集めやすいです。
これらの点では、匿名でブログを書くことが非常に有利となります。
ぜひ、あなたの書きたいテーマと照らし合わせて考えてみてください。
私生活への影響の少なさ
匿名でブログを書くことで、基本的には私生活と分けることができます。
例えば、あなたのブログが大炎上したとします。匿名であれば、私生活にまで影響が及ぶことはありません。
これが実名だと、知り合いにも悪い噂が流れたり、避けられたりしてしまう可能性もあります。
匿名でも私生活に影響が及ぶ可能性がある
ただし、匿名のブログだからといって、私生活に影響が及ぶ可能性がゼロとは言い切れません。
例えば、ブログに書いた体験記や、プロフィールページの経歴などから、あなたの存在を特定されてしまう可能性があります。
僕の知り合いでも、匿名でブログを書いている人が何人かいます。
その中にも「これあなたのブログですよね?」と言われて、鳥肌が立つ思いをした人が何人もいます。
対策としては、実際のあなたと、ブログ上のあなたの行動や設定をずらすことです。
例えば、旅行記を書く場合を考えます。
このときは、「そこに足を運んだ日にち」や「現地の人との会話の内容」を、実際とは少し変えてブログに書くようにします。
また、ブログにプロフィールを書く際にも注意が必要です。
例えば、年齢を書くなら、実年齢と2〜3歳変えると良いです。出身地の設定を、少しだけ変えてみるのも良いです。
このように、「ずらす」ことを意識すれば、特定をされてしまうことを防ぎやすくなります。
副業が会社に知られにくい
ブログビジネスは、すぐに大金を稼げるものではありません。サラリーマンが始めるなら、副業で始めることをオススメします。
ただし、多くの会社では副業が禁止されています。このため、心配になる人は多いでしょう。
このとき、匿名でブログを書くと、会社に知られる確率が少なくなります。
逆に、僕のように学生からブログを始めた人や、主婦やアルバイトの人なら気にする必要はありません。
ただ、匿名だからといって絶対に知られないというわけではありません。この点には、注意が必要です。
ブログを匿名と実名どちらで書くか迷ったら
ここまで、匿名と実名の違いを比較してきました。ただ、これらを見ても、どちらか一方に決められない人は多いでしょう。
ここからは、そのような場合の対処法を話していきます。
迷ったら匿名で初めてみる
迷う人は、匿名で初めることをオススメします。
匿名か実名かで、迷う人に伝えたいことがあります。
それは、どちらかを選んだからといって、それを一生続ける必要はないということです。
匿名でブログを始めて、後から実名にすることもできます。
ブログを書いていると、どちらが自分にしっくりくるのか見えてきます。そのときに、匿名で続けていっても良いし、実名に変えても良いのです。
このように、ブログを書きながら考えることが有効です。
ただし、実名を途中で匿名に変える場合は注意が必要です。この場合、ネット上には名前が残ってしまいます。
このことからも、匿名から始めることを推奨します。
匿名と実名の間の「半匿名」という選択肢もある
匿名か実名かという選択肢の他に、「半匿名」という選択肢もあります。これは、匿名と実名の間を取ったものです。
例えば、苗字と名前のどちらかだけを公開するようにします。これなら、顔写真を公開しない限り、リアルの知り合いにバレる可能性は低くなります。
他にも、実名の一部を改変して名乗っている人や、顔写真を掲載しつつ匿名にしている人などもいます。
このような選択肢もあるので、ぜひ考えてみてください。
僕が実名でブログを書いている理由
最後に、僕が実名でブログを書いている理由を話しておきます。
自分のサービスを販売しているから
僕が実名でブログを書く理由として、自分のサービスを販売しているということが大きいです。
例えば、運営している音楽系のブログでは、自分が主催する音楽イベントを販売しています。
僕自身、かなり警戒心が強い性格です。このため、インターネットで買い物をすることに対して、とても慎重です。
初めてAmazonで商品を購入したときも、「本当に商品が届くのだろうか」「詐欺なのではないだろうか」と心配だったくらいです。
このため、少しでも信頼してもらいたい考えています。そのための一助になればと思い、実名でブログを運営しています。
また、最近ではブログビジネスを教える活動もしています。
このときも、顔や名前が分かる人から教わりたいと思う人が多いはずです。これもまた、僕が実名を公開している理由です。
ブログビジネスとプライベートを分けたいと考えていない
僕が匿名を使わない理由は、もうひとつあります。それは、ブログを私生活から切り離す必要がないからです。
僕は会社員などではなく、ブログビジネスが本業になっています。
お客さんから感謝される仕事であるため、隠す必要もありません。
むしろ、私生活でも自分のやっていることを、知ってもらいたいという思いがあります。
(自慢になりますが、「よくここまでのブログを作ったね」と褒めてもらえることが多いです。)
嬉しいことに、少しずつブログのアクセスが伸びています。しかし、街中で声をかけられるようなこともありません。
したがって、普段の生活を送る上での支障もありません。
このような理由からも、僕は実名でブログを書いています。
ただし、これはあくまで僕の考え方です。
もしあなたが僕と同じような考え方であれば、実名でブログを書くと良いです。
逆に、状況や考え方が異なるのであれば、匿名を選ぶと良いです。
ブログは匿名と実名どちらで書くべきか:まとめ
ここまで、ブログを書く際は匿名と実名どちらを選ぶべきかを語ってきました。
まとめると、次の通りとなります。
・信頼の得やすさは 実名 > 匿名
・最初のアクセスの集めやすさは 実名 > 匿名
・本音の書きやすさは 匿名 > 実名
・私生活への影響の少なさは 匿名 > 実名
・迷ったら匿名でブログを始めて、書きながら実名を公開するか考えるべき
・匿名と実名の中間である「半匿名」という選択肢も存在する
ぜひ、あなたの判断材料にしていただければ嬉しいです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。