セミナー講師になるには?資格は必要?なる方法を具体的に解説

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こんにちは、武藤です。

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セミナー講師になることへ興味があるけれど、具体的な始め方が分からない人は多いと思います。また、「資格は必要なの?」という質問も良くいただきます。

以前の僕も、全く同じ状況でした。セミナーをやってみたいと思ったものの、全く始め方が分からない状態でした。

試行錯誤した結果、2015年に人生で初めてセミナーを主催できました。その後も、自分のビジネスにセミナーを取り入れています。

これが、僕が主催するセミナーの様子です。左奥でマイクを持っているのが僕です。

今回は、セミナー講師になるにはどうすれば良いのかと、資格の必要性について解説していきます。

記事の内容を動画でも話しました。中央の再生ボタンを押してご覧ください。

セミナー講師になるには3つの方法がある

セミナー講師になるには、大きく3つのパターンがあります。それは、「自分で主催をする」「企業に就職する」「外部から依頼を受ける」の3つです。ここからは、それぞれについて解説をしていきます。

自分でセミナーを主催して講師になる

セミナー講師へのなり方として、自分で主催するというものがあります。会場を借り、参加者を集め、収入を得るのです。規模が大きくなれば、セミナー講師として生計を立てることができます。

セミナー講師になることを、難しく考え過ぎている人は多いです。しかし、会場はお金を出せば、誰でも借りられます。しかも、数時間単位で気軽に利用できます。

例えば、「渋谷区 セミナールーム」などと検索すれば、すぐに会場の情報が出てきます。地方も含め、このような会場は数多く存在します。

自分でセミナーを主催するメリットは、自由度の高さです。テーマや構成、内容に至るまで、すべて自分で決めることができます。

僕も、自分でセミナーを主催しています。情熱の持てる分野で、伝えたい内容を話すことができるので、とてもやりがいがあります。

収入も、成功すれば大きな数字を叩き出すことができます。一方で、失敗すれば赤字になる可能性すらあります。これはメリットでもあり、デメリットでもあります。

このように、セミナー講師になるには、自分で主催をする方法があります。

セミナーを運営する会社に就職する

講師になる方法としては、セミナーを運営する会社で働くこともあります。

「セミナー 講師 求人」と検索すると、多くの求人情報が表示されます。また、セミナーを運営する企業のホームページで、採用情報をチェックするのも良いでしょう。

この方法の良いところは、収入が安定することです。正社員であれば、決まった給料が支払われます。自分で主催する場合と違い、集客の心配をする必要もありません。

一方で、セミナーで話す内容の自由度は低いです。テーマや構成は、あらかじめ会社から指定されており、それに従わなければならない場合がほとんどです。

よって、「セミナー講師をしているだけで幸せだ」という人を除くと、あまりやりがいは大きくないかもしれません。

このように、セミナーを運営する会社に就職することも、講師になる方法の1つです。

外部からセミナーの依頼を受けて講師になる

セミナー講師になるには、外部から依頼を受ける方法もあります。企業や個人から、「講演料を支払うのでセミナーをしてくれないか」と頼まれるのです。

例えば、僕の知り合いの英会話講師は、複数の企業や英語教室からセミナーの依頼を受けています。そして、講演料を収入の一部としています。

この方法のメリットは、集客の心配がないことです。集客に関しては、依頼者がやってくれるからです。そして、あらかじめ提示された講演料を確実に受け取ることができます。

一方で、仕事が単発になるため、収入が安定しにくいです。コンスタントに依頼がある状態を作るのは、なかなか難しいです。

また、セミナー講師としての経験がないうちから、依頼が来ることはまずありません。少なくとも、最初は自分でセミナーを開催して成功させる必要があります。その規模が大きくなったり、良い評判が起こったりして、ようやくチャンスが巡ってくるようになります。

このように、セミナー講師になるには、外部から依頼を受けるという方法も存在します。

セミナー講師になるには資格は不要

「セミナー講師になるには、資格が必要でしょうか」とよく質問をされます。しかし、セミナーの講師をするために、資格は不要です。もちろん、法律上も全く問題はありません。

僕は、2015年からセミナーを開催してきました。しかし、その分野に関する資格は1つも持っていません。また、セミナー講師として成功している知り合いも、資格を持っていない人がほとんどです。

「資格を持っていれば、集客に有利になるのでは」と考える人がいます。しかし、その分野における資格があっても、集客にはほとんど役に立ちません。「無いよりある方が良いが、ほとんど変わらない」というのが実情です。

「資格があればセミナー講師として成功できる」という思い込みで得をするのは、高い検定料を徴収する資格の発行者だけです。あなたは時間とお金を奪われた結果、ほとんど集客できないことに気づきます。

それよりも、「いかにセミナーをする分野に興味がある人に認知されるか」という、マーケティングに力を入れた方が良いです。これについては、後ほど詳しく解説します。その方が、圧倒的に早くセミナー講師になることができます。

ここまで述べたように、セミナー講師になるには資格は不要です。また、その分野における資格を取っても、集客へ有利に働くことはほとんどありません。

セミナー講師になる具体的な方法

いよいよ、セミナー講師になるための具体的な方法を解説していきます。僕が実際に体験してきた、自分で主催をする場合の方法となります。

分野を決める

まずは、あなたがセミナーを行う分野を決める必要があります。なぜなら、セミナーにはテーマが必須だからです。

単に「セミナーをやります」と言うだけで参加する人はいません。自分が聞きたいテーマを学べるからこそ、人々はセミナーに参加します。

分野を決める上では、2つのヒントがあります。それは、「情熱を持てる分野」と「需要のある分野」です。それぞれについて詳しく解説をします。

情熱を持てる分野

セミナー講師になるときは、情熱を持てる分野を選ぶと良いです。なぜなら、単純にやっていて楽しいからです。また、上手くいかないことがあっても、諦めずに続けることができるからです。

僕も、人生で最初に主催したセミナーの分野は「音楽」でした。学生時代からずっと続けてきて、情熱を持てるものだったからです。

たまに、「どの分野が儲かりますか?」などと聞かれることがあります。ただ、儲かるからという理由で好きでもないジャンルを選んでも、長続きせずに辞めていく人がほとんどです。

また、講師がその分野に情熱を持っているかどうかは、受講者にも伝わります。あなたも、講師がつまらなそうに話しているセミナーに参加したいとは思わないはずです。

これらの理由から、情熱の持てる分野でセミナー講師になるようにしてください。

需要がある分野

いくら情熱の持てる分野でも、それに需要がなければセミナーは成立しません。よって、「その分野のセミナーに需要があるかどうか」を考えるようにしてください。

需要があるかどうかは、世の中を観察すれば分かります。その分野に対して、お金を払ってでも情報を得たい人がいるかどうかを見極めるのです。

これを判断する方法の1つが、大型書店に足を運ぶことです。書店には、「ビジネス」「営業」「スポーツ」など、分野ごとのコーナーがあります。そのコーナーの面積が大きいほど、需要がある分野と言えます。

書店の売り場は、面積が限られています。よって、売れない分野の書籍を置くことはありません。本が売れるということは、「お金を出してでもその分野を勉強したい人がたくさんいる」という証拠となります。

なお、この見極めができるのは、書店だけではありません。例えば、「その分野を教える教室や講座がどれくらい存在するか」「その分野を扱うセミナーがどれくらい存在するか」なども、有力な判断基準となります。

このように、セミナー講師をする分野を考えるときは、需要があるかどうかを見極めるようにしてください。

インターネットを使い、無料で情報発信を行う

分野が決まったら、インターネットを使って、その分野におけるあなたの知識を発信していってください。

もしかすると、「セミナー講師になるのになぜ情報発信が必要なのか」と思うかもしれません。

これは、集客を行うためです。やってみると分かりますが、いきなりセミナーを開催しても集客できません。そもそも、セミナーの存在すら、誰からも知られることなく終わります。

そこで、インターネットを使って情報発信をしていきます。SNSを使っても良いですし、ブログや動画を使っても良いです。

僕も、「音楽」「ビジネス」という、2つの分野でブログを運営しています。過去のセミナーに来てくれた人たちは、ほぼ全員がそこで僕を知ってくれた人です。

これを正しく行うことで、その分野に興味があるたくさんの人に認知されます。また、「この人はその分野に詳しい人だ」と思ってもらえます。

ここまで来れば、集客は難しくありません。セミナーのお知らせをすれば、読者が足を運んでくれるようになります。

少人数のセミナーからスタートする

セミナー講師になるとき、「たくさんの参加者を集めなければならない」と考える人は多いです。確かに、最初から50人や100人を集められれば、すばらしいとは思います。

ただ、いきなりそれだけの参加者を集める必要はありません。むしろ、少人数でセミナーを行う方が、講師と参加者の両方にメリットがあります。

講師のメリットとしては、緊張しにくいことがあります。初めて講師をするときは、誰でも緊張をするものです。しかし、人数が少ない方が、その度合いはかなり和らぎます。よって、質の高いセミナーができる確率が上がります。

参加者のメリットは、満足度が高くなることです。講師との距離が近いので、質問や雑談がしやすくなります。より多くの知識を得て、満足して帰ってくれるようになります。

今では数百人を集客する講師も、最初は少人数のセミナーからスタートしています。小さくスタートし、長い目で育てていけば良いのです。

参加費以外の収入源を作る

セミナー講師になるとき、参加費だけで収入を得ようとする人は多いです。しかし、これではなかなか収入が上がりません。

そこで、参加費以外の収入源を作ることを考えてください。セミナー講師として生計を立てている人は、全員がこれを行なっています。

例えば、セミナーの参加者に対して、商品の追加販売を行います。僕もこれを取り入れるだけで、1回のセミナー収入が数十倍に跳ね上がりました。また、セミナーの映像を収録して販売するのも効果的です。

これらの戦略については、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

セミナービジネスって儲かる?講師が稼ぐビジネスモデルを体験で語る

まとめ:セミナー講師になるには

今回は、セミナー講師になるにはどうすれば良いのか、その方法を詳しく解説してきました。

セミナー講師へのなり方には、自分で主催する方法、会社に就職する方法、外部から依頼される方法の3つがあります。

まずは、セミナー講師をする分野を決めてください。次に、その分野に関する情報発信を行ってください。すると、その分野に興味がある人が集まるようになります。そして、彼らはあなたのことを「その分野に詳しい人」だと認識するようになります。

この状態を作れば、ようやくセミナーに集客ができるようになります。その後は、追加販売を考えたり、映像を販売したりと、参加費以外に収入源を持つことを考えてください。

これらの方法を1つずつ実行すれば、セミナー講師になることは難しくありません。ぜひ、進んでいってください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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