起業の失敗リスクを極限まで下げて生き残ってきた方法

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こんにちは、武藤です。

tccfmswt

起業を考えるとき、失敗って怖いですよね。僕も、起業する前は次のようなリスクを考えていました。

・起業に必要な資金を、きちんと集められるだろうか。

・借金を抱えて、返済できなくなったらどうしよう。

・思うようにお客さんが集まらなかったらどうしよう。

でも、こんな失敗のリスクを、ほぼゼロまで下げる方法があるんです。

事実、僕はこの方法で、高校生の頃に起業しました。

そして、現在でも10年以上この仕事で生計を立てています。

この記事では、そのための方法を全て紹介しますね。

資金が0円でできる起業をした

起業をしたことがない人が、1番恐れる失敗のリスク。それは、資金の問題ですよね。

実際、「起業したいけど、資金がないからなあ」と言う人は多いです。

また、「起業して失敗したら借金まみれになってしまうんじゃないか・・・」というリスクを考える人も多いです。

でも、この失敗リスクは完全に回避することができます。

なぜなら、資金がいらない起業をすれば良いだけだからです。

僕が高校生で起業できた理由

実際、僕は17歳の頃に起業をしました。このため、「資金はどうしたの?」と聞かれます。

大金持ちの家に生まれたので、親が1000万円ほど貸してくれました…。と言いたいところなのですが、残念ながらそうではありません。

答えは簡単で、「資金なんて必要なかった」ということです。

資金がいらないのですから、お金のない高校生でも起業ができます。

資金をかけない起業のためのポイント

資金をかけないためのポイントは、

・起業はするけど会社を作らない

・徹底的に今あるものだけで勝負する

・インターネットをフル活用する

などなどです。

もっと詳しく知りたい人は、以下の記事を読んでみてくださいね。

資金ゼロで起業!お金がない高校生の僕が起業できた理由

在庫という考え方がないビジネスをした

起業の大きな失敗リスクになるのは、「在庫」です。

在庫がもたらす失敗リスクとは

例えば、あなたがお金をかけて、商品を1000個製作したとします。

ところが、実際には100個しか売れませんでした。残りの900個は、余ってしまいました。

この場合、売れなかったぶんの制作費は、丸々赤字になってしまいます。

逆に、商品が売れすぎた場合にもリスクがあります。

あなたの商品を欲しいと言ってくれる人が、100人いるとします。しかし、あなたは月に10個しか作ることができません。

このとき、90人を待たせることになります。しかし、お客さんが大人しく待ってくれるとは限りません。

ようやく全員に行き渡る量を作ったときには、「もういらないよ」と言われてしまうかもしれません。

このように、在庫というのは、

・商品が売れ残って、制作費が赤字になってしまう

・生産が需要に追いつかず、売り上げを逃してしまう

という失敗のリスクをもたらします。

ネット上で完結する商品を販売する

在庫による失敗のリスクを回避する方法は簡単です。

在庫という考え方がない商品を販売すれば良いのです。

具体的には、デジタル商品です。デジタル商品とは、形のある「モノ」ではなく、インターネット上で完結できる商品です。

例えば、僕の知り合いのミュージシャンは、かつてCDを販売していました。

これは、デジタル商品ではありません。

CDを作る場合、1枚ごとにCDやジャケット、歌詞カードの印刷費用などの材料費が発生します。

しかし、CDを作っても、思うように売れないことはあります。売れ残った場合、そのぶんの制作費は赤字になってしまいます。

そこで、現在の彼は、ほとんどCDを売っていません。曲を、ダウンロードのみで販売しています。

ダウンロード販売は、デジタル商品です。

CD代やジャケット、歌詞カードの制作費がかかりません。

また、いくら売れても無くなりません。このため、「作りすぎてしまう」とか、「欲しい人に届かない」と言うことがありません。

これだけで、赤字のリスクを回避できます。

受注と入金を待ってから生産する

ただ、どうしてもインターネット上で完結できない商品を販売したい場合もありますよね。

先ほど紹介したミュージシャンも、今でも少しはCDを販売しています。

ダウンロードではなく、「どうしてもCDという形で欲しい」というファンがいるからです。

デジタル以外の商品を扱う場合、「注文と入金があってから生産する」という方式を取ると良いです。

在庫を抱えてしまうのは、「作ったのに売れなかった」という場合です。

売れる前にお金をかけて商品を作ってしまうから、それが売れなかったときに赤字になってしまうのです。

であれば、「商品が売れてから作る」という形にすれば良いのです。

先ほどのミュージシャンも、まずファンからお金を振り込んでもらいます。

それを確認してから、新しいCDを制作するようにしています。

このような方式は、受注生産方式(=BTO・Build To Order)と呼ばれます。

デジタル商品+BTOでリスクを回避する

ここまでの話をまとめると、次のようになります。

・基本的には、インターネット上で完結するデジタル商品を販売する

・それ以外の商品については、受注生産方式(=BTO)を取る

この2つを守れば、在庫を抱えて赤字になるリスクを完全に回避できます。

流行している分野で起業しなかった

どのような分野で起業をするかは、ほとんどの人が迷うところです。

このとき、いま流行している分野で起業する人は多いです。

流行は移り変わるが起業家の人生は長い

例えば、今はこんな料理が流行っているから、自分もそのお店を出そうとか。

今はこんなビジネスが流行っているから、自分もそれをやろうとか。

確かに、それが流行しているうちは成功するかもしれません。

しかし、起業家の人生は長いです。死ぬまでの何十年もの間、稼ぎ続けなければいけません

流行に乗って起業すると、それだけで失敗のリスクが大きくなります。

なぜなら、その流行が終わった瞬間に、売り上げが立たなくなる可能性が高いからです。

起業の失敗リスクを回避するには、少なくとも30年前からある分野で勝負すべきです。

昔からある分野で起業する

例えば、僕は音楽のビジネスをしています。その1つに、ライブイベントの制作があります。

確かに、音楽にも時代による流行があります。

しかし、「音楽」という分野自体は絶対に無くなりません。数千年前から存在します。

また、ライブという「音楽を人前で演奏する文化」も、大昔から存在します。

インターネットが登場してから、CDは売れなくなっています。しかし、ライブという市場は、今も拡大し続けています。

また、最近では自分の経験を活かし、起業やビジネスを教える活動もしています。

「起業」という分野も、数千年前から存在します。ですから、これがなくなることもありません。

このように、あなたも長く続いている分野で起業するようにしてください。

起業してすぐに学校や会社を辞めなかった

起業をすると、すぐに学校や会社を辞める人がいます。しかし、これは失敗リスクを増大させます。

起業における理想と現実

起業は、あなたが思っている以上に厳しいです。思うように収益が上がる保証は、どこにもありません。

あるいは、起業はあなたがイメージしているものと違うかもしれません。

確かに、僕は起業して幸せな人生を歩んでいます。そして、起業をして心から良かったと思っています。

しかし、それが全員に当てはまるとは限りません。

起業をするよりも、サラリーマンやアルバイトをしている方が幸せを感じる人も必ずいます。

軌道に乗るまでは学校や会社に行く

その見極めをしないまま、すぐに学校や会社を辞めてしまうのは危険です。

それなのに、すぐに会社を辞めると、収入がストップしてしまいます

学校を途中で辞めてしまうと、就職先の選択肢が限られてしまいます

確かに、学校や会社に行きながらだと、思うように起業のための時間が取れません。

僕も、「このつまらない授業さえなければ・・・」と何度思ったか分かりません。

しかし、まずは隙間の時間を使って、起業に充ててみてください。

そして、きちんと稼げる目処が立ってから、学校や会社を辞めれば良いのです。

この方が、起業して失敗するリスクを回避できます。

周囲が言う起業の失敗リスクを無視した

起業をするとなると、周囲から「大丈夫なの?」と言われます。

僕も、家族、親戚、恋人、友人のほぼ全員から言われました。笑

これに対して過敏に反応してしまい、失敗のリスクを恐れすぎている人は多いです。

ただ、起業したことがない人が言うリスクは、ほとんどの場合大げさです。

人間は、自分が体験したことがないもののリスクを、実体よりも大きく見積もります。

そもそも、彼らは「資金ゼロでも起業ができる」ということすら知りません。

仕組みを細かく説明してあげると、「そんなの知らなかった!」と言われます。

自分に全く知識や経験がないからこそ、彼らはあなたが失敗するリスクを過剰に恐れるのです。

あなたの周囲にいる人も、ほとんど起業経験のないと思います。

このため、失敗のリスクについて、あれこれ言われるかもしれません。

しかし、起業したことがない人が言うリスクは、真に受けないでください。

少なくとも、この記事に書いている方法に従えば、失敗リスクはほぼゼロです。

起業失敗のリスクを回避する方法:まとめ

ここまで、起業の失敗リスクを極限まで回避してきた方法を紹介してきました。まとめると、次の通りとなります。

・資金がいらないビジネスをする

・基本的にインターネット上で完結する商品を販売する

・インターネット上で完結しない商品を扱う場合は、受注生産方式を取る

・流行している分野で起業しない

・起業して軌道に乗るまでは、学校や会社を辞めない

・起業をしたことがない人が言う、失敗のリスクを真に受けない

ここに書いたことをすべて守れば、あなたが起業に失敗するリスクはほぼゼロになります。

あなたの起業を、応援しています!

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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