こんにちは、武藤です。
好きなことを仕事にしたいけど、どうすれば良いか分からない、って人は多いと思う。
僕は高校時代から音楽をやっていた。だから、それに関連する仕事をしたいと思った。
でも、最初はどうすれば良いのか全く見当がつかなかった。周りの大人も、好きなことを仕事にしてる人なんてほとんどいなかったし。
それから何年もが経ち、今ではライブハウスで音楽イベントを企画したり、ミュージシャンのスクールを運営したりしている。
僕の場合は音楽だったけど、どんなことでも応用できる。
僕が好きなことを仕事にするためにした、ステップを具体的に解説して行くよ。
もくじ
あなたの好きなことに興味がある人を集める
どんな仕事でも、「お客さん」を絶対に集めないといけない。なぜなら、お客さんがいないとお金を払う人もいないから。
好きなことを仕事にしたいなら、それに興味がある人を集める必要がある。
これには大きく分けて、2つの方法がある。両方とも挑戦してみて、自分の得意な方を選んでほしい。
好きな人が集まっている場所に行く
1番手っ取り早いのは、「好きな人が集まっている所に行く」こと。
例えば、あるミュージシャンのライブに行けば、そのミュージシャンが好きな人が集まっている。
誰かが開いてるフットサルのイベントに行けば、フットサルが好きな人が集まっている。
あなたが集めたい属性の人は、どこに集まっているだろうか?
それを考えれば、彼らと大量に出会うことができる。
好きなことについて発信をする
次に、インターネットを使うやり方を紹介したい。
インターネットで同じ趣味の人を集める方法は、すごくシンプル。それは、好きなことについてひたすら「発信」をすること。
「発信」と言われると、難しそうに感じるかもしれない。でも、これはめちゃくちゃ単純で、自分の好きなことについてひたすら語ればいい。
あなたが「野球」を好きだとする。例えば、昨日の試合結果を論評してもいい。あるいは、「バッティングのコツ」「グローブの選び方」など、野球が上手くなるのに役立つ情報を発信してもいい。
こうして好きなことについて発信すると、同じ趣味を持つ人が集まってくる。
これは、あなたが普段取る行動を思い出してくれればいい。
例えば、あなたが野球好きなら、ネットで野球に関するブログを読むと思う。あるいは、SNSで同じチームを応援している人をフォローしているかもしれない。動画がアップされていたら、それを見ることもあると思う。
あなたが人を集めるには、これの逆をやればいいということ。つまり、今度はあなたが発信をする側に回れば良い。
ブログを使ってもいいし、SNSでも良い。YouTubeに動画をアップしてもいい。あなたが思いつくメディアなら、すべてに可能性がある。
好きなことに関連する商品を販売する
「仕事」である以上、お金をもらわないといけない。お金をもらうには、売る商品がなくてはいけない。
でも、最初は何を売ればいいのか見当がつかないと思う。
そこで、僕が提案したいのが「イベント」「スクール」「コミュニティ」の3つ。
どれか1つだけをやるのも良いし、3つ全部を組み合わせてみるのも面白い。
イベントを企画する
同じ趣味を持つ人を集めたら、その人たちのためにイベントを企画する。
「イベント」と言っても、難しく考える必要は全くない。例えば、こんな感じだ。
・フットサル好きを集める → フットサルをする
・登山が好きな人を集める → 登山をする
・恋人が欲しい男女を集める → パーティを企画する
イベントに参加してもらうにあたって、参加費をもらう。
そして、受け取った参加費の合計が、イベントを開くために必要な費用を上回れば、あなたはお金を稼ぐことができる。
ここで、僕自身の実体験を紹介したい。
僕も、「イベント」を2011年からずっとやっている。具体的に言うと、ライブハウスでコピーバンドのイベントを企画している。
コピーバンドっていうのは、有名なミュージシャンの曲をカバーして演奏するバンドのこと。
「Mr.Childrenのコピーバンド」とか、「BUMP OF CHICKENのコピーバンド」みたいな言い方をする。
コピーバンドは、そのバンドが好きで趣味でやっている人が多い。高校生から社会人まで、コピーバンドを組んでいる人はたくさんいる。
でも、ライブハウスでやってる一般的なイベントって「自分で曲を作って本気でプロを目指してます!」みたいなバンドが演奏することが多い。
だから、趣味でコピーバンドをやってる人が安心して出演できるイベントって少ないんだよね。
僕も学生時代にコピーバンドをやっていたから、そこに気がつくことができた。
「だったら自分で企画すればいいじゃん!」ということで、僕がコピーバンド専門のイベントを企画することにした。
バンドさんから、参加料金を頂く。その合計が、会場費などイベントを開くのに必要な費用を上回れば、僕はお金を稼ぐことができる。
これも、
コピーバンドをやっている人を集める → 彼らのためにライブを企画する
という、イベント販売のシンプルな形だよね。
あなたの好きなことに興味がある人は、どんなイベントを求めているだろうか。ぜひ、考えてみてほしい。
スクールを運営する
あなたの好きなことに関して、「もっと上手くなりたい」と考えている人はたくさんいる。
例えば、もっとフットサルが上手くなりたい。もっと英語が話せるようになりたい。もっとピアノが弾けるようになりたい。
こうした人たちに対して、あなたが「先生」になる。そして、この人たちの上達を助けてあげる。
そうすれば、たくさんの人から感謝をされながら、対価としてお金を稼ぐことができる。
ちなみに「先生になる」というと、こんなことを考える人が多いよね。
「自分より詳しい人や、上手な人はたくさんいるし、自分なんかが先生になっていいのかな…。」
いやー、わかる。僕もそうだったから。
でも、考えてみてほしい。「あなたが好きな先生って、どんな先生だったか」ってことを。
例えば、こんな感じだったと思う。
・生徒の気持ちをよく理解してくれる先生
・話が面白くて、いつも笑わせてくれる先生
・難しい内容を、分かりやすく解説してくれる先生
どう考えても、「1番知識が豊富な先生」ではなかったよね。
「教えるためには圧倒的な知識が必要」っていう考え方は、一見お客さんのことをよく考えているようで、実は全然お客さん目線に立てていないんだ。
それよりも、「教え方」や「接し方」の方が、生徒に喜んでもらうためには100倍重要だ。
もちろん、知識がゼロでは教えられない。でも、あなたに相手より一歩でも先を行く知識量があれば、それでOKだ。
実際に、その辺の大学生でも、家庭教師として高校生に勉強を教えているよね。これも、「大学生」が、勉強という意味で「高校生」の一歩先を行っているからだ。
そして、ちゃんと「先生」としてお金を稼いでいるんだ。だから、あなたにもできる。
「教える」と言っても、いろんな形がある。
例えば、1対1でガッツリ教えても良い。あるいは、グループ指導をしてもいい。今の時代なら、テキストや動画で教材を作って、ネット上で売るという手も存在する。
あなたが他人に教えられることは何だろうか。料理を教える。ピアノを教える。ナンパを教える…。今までの経験と照らし合わせて、ぜひ考えてみてほしい。
コミュニティを運営する
コミュニティは、日本語に直すと「共同体」という意味。つまり、同じ趣味や嗜好を持つ人の集まりだ。
「同好会」や「サークル」、「ファンクラブ」などをイメージしてくれると良い。
同じ趣味の人と繋がりたい、っていう欲求を持つ人はとても多い。
音楽なら、一緒に曲について語り合う仲間が欲しい。あるいは、一緒にライブを見に行く相手も欲しい。
この欲求は、世間的にマイナーな趣味であるほど強くなる。なぜなら、普段の生活で、同じものが好きな人と出会うことが難しいからだ。
コミュニティは、月額制である場合が多い。そして、会員限定のサービスや、イベントへの参加ができる。
・月1回の飲み会に参加できる
・チャットでいつでも交流できる
・会員限定のイベントに無料で参加できる
例えば、こんな感じ。
あなたの好きなことに同じように興味がある人たちとのコミュニティを運営して、それでお金まで稼げたら、毎日がすごく楽しくなるはずだ。
好きなことを仕事にする具体的な方法:まとめ
ここまで、好きなことを仕事にするための具体的な方法を紹介してきた。
まとめると、
・好きなことを仕事にする流れは「人を集める」→「商品を販売する」というシンプルな2ステップ
・同じ趣味の人を集めるには、自分の足を使う方法と、インターネットを使う方法がある
・商品には主に、イベント、スクール、コミュニティの3種類がある
この記事が、あなたが好きなことを仕事にするキッカケになったら、すごくすごく嬉しい。
最後まで読んでくれてありがとう。