こんにちは、武藤です。
あなたは、ブログ記事のタイトルを何も考えずにつけていないだろうか?
あるいは、上手くタイトルを付けることができずに、悩んでいないだろうか?
2013年頃、ブログを始めた頃の僕もそうだった。
後から分かったことだが、ブログ記事のタイトルは、アクセスを集めるためにとても重要だ。
そこで今回は、僕が2013年から試行錯誤して身につけた、記事タイトルの付け方をすべて紹介したい。
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もくじ
ブログ記事のタイトルはどうして重要なのか?
まずは、「ブログ記事のタイトルはなぜ重要なのか」を話したい。
この答えを一言で言うと、「読者はタイトルを見て記事を読むかどうかを判断するから」。
例えば、GoogleやYahooの検索を通じて、記事を読んでもらうときを考えよう。
例えば、人々が何かを検索したとする。すると、該当する内容を扱うブログ記事のタイトルが、一覧で表示される。
下の図において、赤の四角形で囲った部分がそれにあたる。
ユーザーは、主に記事のタイトルを見て、そのブログ記事を読むかどうかを決める。
これは、TwitterやFacebookなど、SNSからブログの記事に読者を誘導するときも同じだ。
例えば、Facebookでブログの記事を紹介すると、タイトルが大きく表示される。下の図で、赤い四角形で囲った部分がそれに該当する。
そして、人はこのタイトルを見て、そのブログ記事を読むかを判断する。
また、多くのブログには「関連記事」というものが表示される。ある1つの記事を読んでくれた人に、「同じテーマを扱った他の記事も読んでみませんか?」とオススメするものだ。
このときも、表示されるのはそれぞれの記事のタイトルだ。そして、読者はこのタイトルを見て、他の記事を読むかどうかを決める。
このように、ユーザーは必ずタイトルを見てから、あなたの記事を読むかどうかを決める。
逆に言えば、記事の内容がどんなに魅力的でも、タイトルで興味を引くことができなければ、読んでもらうことはできないのだ。
だからこそ、記事のタイトルはとても重要なのである。
ブログにアクセスを集めるためのタイトルの付け方
僕は、2013年にブログを書き始めた。それからというもの、ブログにアクセスを集めるためのあらゆる方法を研究してきた。
この結果、ブログに最も安定したアクセスをもたらす方法を発見した。それは、「検索順位」の上位に自分の記事を表示させることだ。
記事にタイトルを付ける際は、この点を意識する必要がある。
ここから、必要な知識を解説していく。少し説明が長くなってしまうが、知っているのと知らないのでは結果が出るスピードに何年も差が出るような話なので、我慢して読んでほしい。
「検索順位」そして「SEO」とは?
「検索順位」とは、あるキーワード(=言葉)を検索したときに、表示される記事の順番をいう。
1番上に表示された記事を「1位」、上から3番目に表示された記事を「3位」などと表現する。
また、検索結果の上の方のことを「上位」、下の方のことを「下位」という。
ブログの記事は、上位に表示されるものほどクリックされやすい。なぜなら、人は検索結果を上から順番に見るからだ。
これは、あなたが普段検索を使うときのことを思い出せばご理解いただけると思う。
それでは、年間を通じてたくさんの人が検索しているキーワードの検索結果ページに、あなたの記事を上位表示させられたらどうなるか?
たくさんの人が自主的にあなたのブログ記事を見つけて、読んでくれることになる。
そして、一度記事を上位に表示させてしまえば、その後ほとんど変動することがない。
(あなたが何らかの不正行為をした場合は例外)
つまり、一度記事を書いて上位表示させてしまえば、後は何もしなくても、完全自動でそこから新しい読者が集まり続けることになる。
そんな記事を数百単位で書くことができれば、爆発的なアクセスが自動的に集まり続けることになる。
このように、ブログのアクセスアップにおいては、記事を検索の上位に表示させることが鍵となる。これを、専門用語で「検索エンジン最適化」と言う。
これを英語に訳した頭文字を取って、「SEO」(=Search Engine Optimization)と呼ばれるのが一般的。
ここからは、このSEOを意識したタイトルの付け方を解説する。
記事タイトルには狙う検索キーワードを含める
記事のタイトルには、自分が上位表示させたい検索キーワードをすべて含めた方が、SEO効果がある。
上位表示のコツ
例えば、僕もこの記事を「ブログ 記事 タイトル」というキーワードで上位表示させたい。このため、この記事のタイトルは、これら3つの単語を含めて、
というものに設定している。
なお、狙う検索キーワードはなるべくタイトルの前半部分に含めた方が上位表示させやすい。
例えば、「ブログ 記事 タイトル」というキーワードで上位表示を狙う場合を考える。このとき、記事のタイトルは、
よりも、
と、上位表示を狙う検索キーワードをタイトルの前半に含めた方がSEO効果が高い。
また、ユーザーが求めているのは、自分が求める情報が書かれたブログ記事だ。
検索結果に記事のタイトルが表示されたとき、ユーザーは自分が検索したキーワードがそこに含まれている方が、
「この記事には自分が求めている情報が書かれている可能性が高い」
と判断する。
これら2つの理由から、ブログ記事のタイトルには、上位表示を狙う検索キーワードを含めるべきだ。
ブログ記事のタイトルの文字数は?
ブログ記事にタイトルを付ける際に、必ず意識すべきものがある。それは、タイトルの文字数だ。
検索結果に表示される文字数には、一定の制限がある。
この制限を超えたタイトルをつけると、次のように「・・・」と省略されて表示されてしまう。ちょうど、下の図で赤い下線を引いた部分がそれに該当する。
どんなに魅力的なタイトルをつけても、それが表示されなければ意味はない。したがって、きちんと表示される文字数の範囲でタイトルをつけるべき。
表示される文字数の制限は、GoogleやYahooといった検索エンジンによって異なる。そして、それは28文字になったり、32文字になったりと、時期によって変化することがある。
僕は、記事のタイトルは28文字以内でつけるようにしている。今までの経験上、これなら省略されず表示されるからだ。
もちろん、28文字にしておけば今後とも表示が省略されないとは限らない。
だが、文字数は後からいくらでも変えることができる。なので、あまり気にする必要はない。
タイトル付けのテクニックが逆効果になってしまう罠とは?
これから、ブログ記事のタイトルを魅力的にするための、実践的なテクニックを紹介していく。
だが、注意すべき点がある。それは、本文の内容に対して、絶対に大げさすぎるタイトルをつけないこと。
例えば、「半年で10kgのダイエットに成功した方法」を書いた記事に、「3日で10kgのダイエットに成功した方法」というタイトルをつけてはいけない。
なぜなら、タイトルを見て記事を読んでくれた読者を裏切ることになるからだ。
もしあなたの記事を読んだ読者は、「期待したことが書いていないじゃないか」と失望したら、どのような行動に出るか?
すぐに「戻る」ボタンを押して、あなたのブログを去るだろう。
検索エンジンは、このような読者の動きを全て記録している。そして、あなたの記事に「読者の期待に応えられていない内容である」という烙印を押す。
すると、あなたのブログが検索上位に表示されにくくなる。つまり、SEOにおいて悪影響があるということ。
また、読者の信用も失っていく。もし、あなたのブログが
「この人のブログって、タイトルが大げさなんだよなあ」
と一度思われてしまうと、二度とあなたの記事を読んでくれなくなる。
普段嘘ばかりついている人が、他人から信用されなくなることと同じだ。
誇張した大げさなタイトルをつければ、一度は記事を読んでもらえるかもしれない。
だが、長期的には検索順位に悪影響を与える。さらには、信用も失う。そして、アクセスはどんどん減少していくことになる。
あくまで、タイトルは「ブログの内容を魅力的に紹介するもの」であるという意識を持つこと。
これを胸に刻んだ上で、ここから紹介するテクニックを取り入れてほしい。
9つのテクニックでタイトルを魅力的にする
僕は、さまざまな人のブログ記事を読む中で、「読みたい!」と思えるタイトルはどんなものなのかを研究してきた。
この結果、興味を引くタイトルには「9つのテクニック」のうち、最低でもどれか1つにどれかが使われていることに気づいた。
ここからは、それら「9つのテクニック」を紹介していく。あなたのブログ記事にも、積極的に取り入れてほしい。
記事を読むことによるメリットを提示する
例えば、あなたがこの記事を読んでいる理由は何か。
おそらく、「ブログ記事のタイトルを付ける方法が分かるから」だよね。つまり、自分にメリットがあるから。
「自分が得する」と思えば、相手を行動させることができる。ブログを読んで欲しければ、「この記事を読めば自分は得をする」と思わせれば良い。
「この記事を読むことによって得られるメリット」を、タイトルにもきちんと含める。
例えば、次のようなタイトルだ。
いずれも、「人前で緊張しなくなる方法が分かる」「ブログ更新のモチベーションを維持する方法が分かる」と、記事を読むことで得られるメリットが相手に一瞬で伝わる。
記事を読まないことによるデメリットを提示する
「メリットを提示する」のとは逆の発想。人は、「こうしないと損する」と思ったときも行動する。
ブログを読んで欲しければ、「この記事を読まなければ損をする」と思ってもらえば良い。
「この記事を読まないことによるデメリット」を、記事のタイトルに含めるようにしよう。
例えば、あなたが筋トレにおける、食事の重要性を記事にするとしよう。
このとき、先ほどの「メリットを提示する」という考え方でタイトルを付ければ、
というものになる。
だが、デメリットを提示するならば、
というタイトルを付けることが出来る。
これにより、「この記事を読まなければ筋トレが無駄になってしまう」と思わせることが出来る。そして、それを回避するために、ユーザーはあなたの記事を開く。
矛盾を作り出して興味を引く
まず、世の中の常識や、ターゲットとなる読者が思い込んでることを考える。
そして、それとあえて矛盾したタイトルをつけることで、相手の興味を引く。
例えば、世間の常識として、
「公務員」は安定した仕事であり、「起業家」は不安定な道であるという考え方がある。
そこで、あえてこれに矛盾をさせるために、
という記事のタイトルにする。
すると、「安定志向で公務員から起業家になるなんて、どういうことだろう?」と相手の興味を引くことが出来る。
他にも、「ダイエット」に関する世間の常識として、運動や食事制限が必須であるというイメージがある。
そこで、
というタイトルを付ける。
人間は、矛盾したものに対して違和感を感じる性質がある。そして、その違和感を解消するために、行動をする。
ブログ記事のタイトルにも、矛盾をうまく活用してほしい。
対象の属性を限定する
人通りの多い街中で、人が倒れているとする。そして、「誰か救急車を呼んでください!」という声が聞こえたとする。
このとき、あなたは必ず救急車を呼ぶだろうか。もしかしたら、無視したり、素通りしたりしてしまうかもしれない。
でも、あなたの服装や身体的特徴を、次のように呼びかけられたらどうだろうか。
「そこの背が高くて、黒い帽子と赤い服を着ている男性の方、救急車を呼んでください!」
このように言われると、背が高くて黒い帽子と赤い服を着ている人は、「自分のこと?」と思います。そして、救急車を呼ばざるを得なくなる。
このように、呼びかける対象を限定することで、相手を反応させることができる。
あなたのブログを訪れる人には、性別や属性、出身地、職業など、あらゆる属性の人がいる。
でも、あえて対象となる読者の属性を絞り込んだタイトルをつけることで、興味を引くことができる。
例えば、
というタイトルを、
とする。
あるいは、
を、
とする。
禁止や否定をする
僕たち人間は、ある行動を禁止や否定をされるほど、それをやってみたくなるという心理を持っている。
これは、心理学の用語で「カリギュラ効果」と呼ばれる。
例えば、友達の家へ遊びに行ったとき
「トイレに行ってくるけど、机の中は絶対に見ないでね」
と言われたとする。
このとき、何も言われない場合に比べて、急に机の中身が気になってくるはず。僕だったら見ちゃうな。笑
また、
「今から黄色を想像しないでください」
と言われた瞬間、あなたの頭の中には黄色しか思い浮かばなくなるはずだ。
このカリギュラ効果を応用することで、記事の中身に興味を持ってもらえるようになる。
例えば、
というブログ記事のタイトルを、
とする。
「見てはいけない」って言われると、すごく気になってくるよね。
他にも、
本当は教えたくない、1日を26時間にする時間の使い方とは?
みたいな感じも有効。
「簡単」「低額」を強調する
例えば、あなたが10kgのダイエットを考えているとしよう。次の2つの方法がある場合、どちらを求めるだろうか?
1:1年間、必死に努力して10kg痩せる方法
2:運動や食事制限もなしに、1ヶ月で10kg痩せる方法
おそらく、ほとんどの人が「2」に魅力を感じるだろう。
僕たち人間は、ある目標を達成するとき、なるべく「簡単に」実現したいと考える。
これは、人間の根源的な欲求なのだ。
(だからこそ、簡単に稼げるとか、簡単に痩せるみたいな詐欺的商品が後を絶たないんだけどね)
それと同時に、なるべくお金を使わずに、目標を達成したいとも考える。
このため、記事のタイトルにおいて、簡単かつ低額で目標を達成できることを伝えると、より多くの人がその記事を読んでくれるようになる。
例えば、
のような感じである。
ただ、このテクニックを使うと、タイトルが記事の内容に対して大げさになりやすいので注意。
きちんと、記事の中で根拠を示せる場合のみ、このテクニックを使うようにしてほしい。
インパクトのある表現や言葉を使う
記事タイトルでは、インパクトのある表現や言葉を使った方が、より多くの人から興味を持たれるようになる。
よりも、
の方が興味が出てくるよね。
他にも、
よりも、
の方が興味を強く惹けるようになる。
権威性を持たせる
人間は、専門家の考え方に従いやすい性質を持っている。これを、「権威性」という。
ブログには、これを利用したタイトル付けのテクニックが存在する。具体的には、記事の内容が、専門家による考え方であることを示すもの。
例えば、
という記事タイトルがあるとする。
「人を感動させる物語が作れるようになる」というメリットが提示されている。悪くないどころか、良いタイトルだ。
だが、このタイトルに「権威性」という要素を入れて改善すると、次のようになる。
どうだろうか?
数多くの感動的な映画を生み出してきた「ディズニー」の手法である、ということを伝えることで、記事の内容に対する期待値が上がる。
他にも、
を、
とする。
あるいは、
を、
などと変えるのも効果的だと言える。
具体的な数字を盛り込む
ブログ記事のタイトルを決める際は、出来る限り具体的な数字を入れるようにしてほしい。
数字を入れることで、興味性や信ぴょう性が増すようになる。さらに、記事を読むことによって得られるものが、より具体的になる。
例えば、
という記事のタイトルがあるとする。「家事の時間を短縮する」という、記事を読むことで得られるメリットが示されているので、このままでも悪くない。だが、
と変えればより興味を持たれやすくなる。
他にも、
を
と変える、などが一例。
数字を入れるときは、くれぐれもその根拠を記事の中できちんと書くこと。
タイトルで「42分短縮できた」と表現する場合、読者は「なぜ42分なのか」という根拠を知りたがる。
そして、記事の中でその根拠が示されていない場合、読者は不満を覚える。
このため、数字の根拠となるデータや実績についても、きちんと記事の中で触れるようにして欲しい。
ちなみに、数字は「5kg」「60分」「100万円」といったキリの良い数字にするよりも、「5.3kg」「60.8kg」「103万円」など、具体的にした方が良い。
こうした方が、反応してもらえる確率が上がる。これは、広告などの世界も同じ。
なぜなら、よりリアリティが増すから。
ブログ記事のタイトルを魅力的にする方法:まとめ
ここまで、ブログ記事のタイトルを魅力的にする方法を伝えてきた。
あなたが最も優先すべきことは、次の2つ。
・検索から上位表示させたいキーワードを盛り込む
・タイトルと記事の内容が離れないようにする
その上で、次の「9つのテクニック」を使うことで、強く興味を引くタイトルを設定できる。
・記事を読むことによるメリットを提示する
・記事を読まないことによるデメリットを提示する
・世間の常識や、読者の考え方と矛盾した内容にする
・対象となる読者の属性を限定する
・否定や禁止を表現に盛り込む
・時間とお金を使わずに済むことを伝える
・インパクトのある言葉や表現を使う
・専門家が取り入れている知識であることを提示する
・具体的な数字を盛り込む
記事のタイトルが、見る人の興味を惹くものになっていれば、ブログへのアクセス数は何倍にも増えていく。
ぜひ、ここで紹介したテクニックを使って、アクセスを伸ばしていってほしい。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。